把・鞘ともに犀角(さいかく)製であるが、把は斑文(はんもん)のある斑犀(はんさい)、鞘は黒色を呈する鳥犀角(うさいかく)を用いている。帯執(おびとり)は金銅製の金具を装着するのではなく、鞘本体と同一材から葉形を彫り出し、葉が浮き上がった部分に円孔を穿(うが)ち、そこに腰帯(ようたい)に結ぶ組紐(くみひも)を通している。
刀身は刀子造(とうすづくり)で、刃文は直刃(すぐは)、茎(なかご)は剣形である。
本展出陳の他の刀子とともに、明治期に奈良博覧会社が正倉院宝物の模造の一環として製作したものであるが、紫檀把黒漆二合鞘刀子(奈良国立博物館蔵)・紫檀把牟久木鞘金銅荘刀子(奈良国立博物館蔵)と同様、もとになった原宝物はつまびらかでなく、宝物の刀子を参考に創作されたものと考えられている。
(三本周作)
よみがえる正倉院宝物. 奈良国立博物館, 2020.4, p.132, no.102.
はんさいのつかうさいのさやのとうす(しょうそういんほうもつもぞう) 斑犀把烏犀鞘刀子(正倉院宝物模造)
1口
刀身:鉄製 鍛造 外装:犀角
把長4.2 鞘長5.5 刃長3.0
刀剣
明治時代 19世紀
- H051665
- H051665
- 2020/02/12
- 刀身全体(A面)(刀身のみの状態)(黒バック)
- H051666
- 2020/02/12
- 刀身全体(B面)(刀身のみの状態)(黒バック)
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| 収蔵品番号 | 244-5 |
|---|---|
| 部 門 | 工芸 |
| 区 分 | 刀剣 |
| 部門番号 | 工79 |
| 文 献 | よみがえる正倉院宝物. 奈良国立博物館, 2020.4, 223p. |
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| 名 称 | 斑犀把紅牙撥鏤鞘刀子(正倉院宝物模造) |
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| 名 称 | 紫檀把黒漆二合鞘刀子(正倉院宝物模造) |

