把を紫檀(したん)材製、鞘を牟久木(むくのき)材製とする刀子。鐺(こじり)と帯執(おびとり)金具は金銅製で、帯執は先端を葉形にかたどり、遊鐶(ゆうかん)を具(そな)え、そこに腰帯(ようたい)に結ぶ組紐(くみひも)を通している。
刀身は刀子造(とうすづくり)で、刃文は直刃(すぐは)、茎(なかご)は剣形である。
明治期に奈良博覧会社が正倉院宝物をもとに製作した刀子の一つであるが、本品については紫檀把黒漆二合鞘刀子(奈良国立博物館蔵)・斑犀把烏犀鞘刀子(奈良国立博物館蔵)と同様、もとになった原宝物を特定することができない。正倉院伝来の刀子から着想を得て、天平期のつくりに似せた刀子を創作したものであろうか。奈良博覧会社が天平工芸の特質を昇華して工芸品の創作を行っていたことをうかがわせる興味深い事例といえる。
(三本周作)
よみがえる正倉院宝物. 奈良国立博物館, 2020.4, p.131, no.100.
したんのつかむくぎのさやこんどうかざりのとうす(しょうそういんほうもつもぞう) 紫檀把牟久木鞘金銅荘刀子(正倉院宝物模造)
1口
刀身:鉄製 鍛造 外装:木製 金具:銅製 鍍金
把長8.3 鞘長12.7 刃長7.7
刀剣
明治時代 19世紀
- H051667
- H052747
- 2020/09/08
- 全体(A面)
- H052748
- 2020/09/08
- 全体(B面)
- H051667
- 2020/02/12
- 刀身全体(A面)(刀身のみの状態)(黒バック)
- H051668
- 2020/02/12
- 刀身全体(B面)(刀身のみの状態)(黒バック)
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| 収蔵品番号 | 244-3 |
|---|---|
| 部 門 | 工芸 |
| 区 分 | 刀剣 |
| 部門番号 | 工79 |
| 文 献 | よみがえる正倉院宝物. 奈良国立博物館, 2020.4, 223p. |
関連する文化財
| 収蔵品番号 | 画像 | 名称 |
|---|---|---|
| 244-0 |
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刀子(正倉院宝物模造) |
| 244-1 |
|
緑牙撥鏤把鞘金銅荘刀子(正倉院宝物模造) |
| 244-2 |
|
斑犀把白牙鞘金銅荘刀子(正倉院宝物模造) |
| 244-4 |
|
斑犀把紅牙撥鏤鞘刀子(正倉院宝物模造) |
| 244-5 |
|
斑犀把烏犀鞘刀子(正倉院宝物模造) |
| 244-6 |
|
烏犀三合鞘刀子(正倉院宝物模造) |
| 244-7 |
|
黒漆三合鞘刀子(正倉院宝物模造) |
| 244-8 |
|
紫檀把黒漆二合鞘刀子(正倉院宝物模造) |
| 収蔵品番号 | 244-0 |
|---|---|
| 画 像 |
|
| 名 称 | 刀子(正倉院宝物模造) |
| 収蔵品番号 | 244-1 |
|---|---|
| 画 像 |
|
| 名 称 | 緑牙撥鏤把鞘金銅荘刀子(正倉院宝物模造) |
| 収蔵品番号 | 244-2 |
|---|---|
| 画 像 |
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| 名 称 | 斑犀把白牙鞘金銅荘刀子(正倉院宝物模造) |
| 収蔵品番号 | 244-4 |
|---|---|
| 画 像 |
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| 名 称 | 斑犀把紅牙撥鏤鞘刀子(正倉院宝物模造) |
| 収蔵品番号 | 244-5 |
|---|---|
| 画 像 |
|
| 名 称 | 斑犀把烏犀鞘刀子(正倉院宝物模造) |
| 収蔵品番号 | 244-6 |
|---|---|
| 画 像 |
|
| 名 称 | 烏犀三合鞘刀子(正倉院宝物模造) |
| 収蔵品番号 | 244-7 |
|---|---|
| 画 像 |
|
| 名 称 | 黒漆三合鞘刀子(正倉院宝物模造) |
| 収蔵品番号 | 244-8 |
|---|---|
| 画 像 |
|
| 名 称 | 紫檀把黒漆二合鞘刀子(正倉院宝物模造) |

