よくあるご質問

館内で写真撮影はできますか?

展示室内での写真撮影は基本的にお断りしておりますが、以下については個人で楽しむ目的での写真撮影が可能です。

○なら仏像館に展示中の当館所蔵品および撮影OKマークのある作品
○なら仏像館 第6室の「金峯山寺仁王門 金剛力士立像」
○青銅器館内で展示している作品

ご注意
展示室には、当館の所蔵品のみならず、日本各地の寺院や神社、個人・団体などからお預かりした作品が数多く展示されています。それぞれの所蔵者のご意思を尊重し、お預かり品(寄託品)の写真撮影は原則としてご遠慮いただいております。なお、なら仏像館においては、解説文を翻訳して読むために、スマートフォン等で解説文のみを撮影していただくことは可能です。

ただし、以下の行為はお断りさせていただきます。
・フラッシュを使用した撮影
 強い光の照射が、展示品に悪影響を与える恐れがあるため。
・自撮り棒・一脚や三脚などを使用した撮影、動画の撮影
 他のお客様の観覧の妨げとなったり、展示ケースなどにぶつかったりする恐れがあるため。
・カメラやスマートフォンのレンズをガラス面に接触させての撮影
 展示ケースに傷がつく可能性があるため。
・そのほか、他のお客様のご迷惑となる撮影

「他のお客様のご迷惑となる撮影」とは何ですか?

割り込みや、大人数での長時間にわたる集合写真の撮影などを指します。
また、他のお客様のご迷惑になると判断した場合には、スタッフからお声かけいたします。予めご了承ください。

撮影した写真はインターネット上で公開できますか?

SNSに投稿するなど、インターネット上で公開することができますが、営利目的での撮影や写真の利用はお断りします。

営利目的とされる主な例
・不特定多数に配布する有料の印刷物や、企業が運営するウェブメディアなどへの掲載
・撮影した写真の販売
・入場料等が発生する写真展への出品
・撮影した写真を用いたグッズの開発、作成
・営利目的で利用しようとする第三者への写真の提供 など

他のお客様やスタッフが写り込んだ写真を撮影および公開した場合には、肖像権の侵害になることがありますのでご注意ください。
なお、お客様が撮影した写真をめぐりトラブルとなった場合にも、当館では責任を負いかねますので、予めご了承ください。

どこにあるの?

奈良公園の中にあり、東大寺・興福寺・春日大社などに隣接しています。
最寄り駅は、近鉄奈良・JR奈良です。

開館時間は?

通常は午前9時30分から午後5時までです(入館は午後4時30分まで)。
開館延長日もあります。

休館日は?

毎週月曜日(月曜日が休日の場合はその翌日。連休の場合は終了後の翌日)及び12月28日~1月1日です。
ただし、周辺の行事等に合わせ臨時に開館することもあります。
正倉院展期間中は無休で開館しています。

観覧料金は?

名品展は、大人700円、大学生350円です。

駐車場は?

一般のお客様用駐車場はありません。周辺の駐車場をご利用ください。
なお、歩行困難な方でお車利用の場合は当館窓口にお申し出ください。

飲食・喫煙は?

飲食は地下回廊(なら仏像館・新館連絡通路)の休憩コーナーで可能です。なお現在は、新型コロナウイルスの影響により椅子や机の数を削減しております。
地下回廊にはレストランや飲料水の自動販売機があります。
「健康増進法の一部を改正する法律」の施行に伴い、2019年7月1日より、当館の敷地内は屋外を含めすべて禁煙となりました。ご了承ください。

忘れ物は?

忘れ物は一定期間経過後、警察へ届け出をするか、処分させていただきます。
観覧中もしくは観覧後すぐ忘れ物に気づいた時は警備詰所(0742-22-4469)にお問い合わせください。

車椅子の利用は?

車椅子でのご観覧は可能です。館内にエレベーター、多目的トイレがあります。
車椅子の貸し出しも行っていますので、ご利用の際は館内の職員にお申し出ください。

ベビーカーを押しての観覧は?

通常はベビーカーを押して観覧していただけます。混雑時はお子様及び他の観覧者の安全のため、
ベビーカーの使用をお断りする場合がありますので、だっこやおんぶのご用意をお願いします。

補助犬を連れての観覧は?

ペットを連れての入館はできませんが、盲導犬、聴導犬、介助犬は連れてご観覧いただけます。

電話は?

公衆電話が地下回廊にあります。
携帯電話をお持ちの方は、館内ではマナーモードに設定してください。
展示室内では、携帯電話による通話及びメールなどの使用はご遠慮ください。

どんなものが見られる?

名品展では、主に仏教に関わる、美術・書跡・考古遺品などがご覧になれます。中でも、仏像などの仏教彫刻は、なら仏像館で常時展示しています。絵画・書跡・工芸品・考古遺品は、西新館で展示しますが、特別展などのために西新館を使用する場合は、展示していないことがあります。

その他の分野として、青銅器館では、中国古代青銅器も常時展示しています。

特別展では、仏教をはじめ、その他の領域も含めた、特定の主題のもとに集められた、様々な文化財がご覧になれます。

今後の展示予定は?

名品展については、3か月ごとに陳列予定を立てて、全展示品のリストをこのホームページで公開しています。
特別展については、予定が決まり次第、このホームページでお知らせします。
その他、「奈良国立博物館だより」や、展覧会のチラシなどもご覧ください。

正倉院展はいつ開催される?

正倉院展の会期と出陳品については、その年の7月から8月頃に、宮内庁より当館に決定の通知があります。
決まり次第ただちに当館のホームページで公表し、新聞などでも報道されますので、お気を付けください。

正倉院展の会期をもっと長くできない?

たしかに他の特別展に比べると短いのですが、これは宝物の公開が、正倉院宝庫の開封される2か月弱の間で行われねばならないためです。
正倉院展の開催までに、宝庫で点検と荷造りに1週間を要し、展示作業にも1週間かかります。
終了後も同じ日数が必要ですので、開催期間は原則として17日間になります。

正倉院展に有名な宝物をもっと多く出陳できない?

正倉院展に出陳される宝物は宮内庁正倉院事務所によって選定されます。
宝物の選定には、一度出陳された宝物は10年間は出陳しないという慣習があります。
また、特定の分野に偏らず正倉院の全貌を示すことや、初公開の宝物を含むことも近年の傾向となっているため、有名な宝物を多く出陳することはむずかしくなります。

収蔵品にはどんなものがある?

主に仏教に関わる文化財を収蔵しており、彫刻・絵画・書跡・工芸・考古などの諸分野にわたります。
その他の収蔵品の中でまとまったものとしては、中国古代青銅器があります。

有名な作品はいつでも見られる?

古い文化財は、保存のために細心の注意が必要です。光を受けることや、温度・湿度の変化をできるだけ避けるために、収蔵庫から出して展示する期間を制限しなければなりません。したがって、有名な作品でも、いつでも見られるというわけにはいきません。
個々の作品に応じて、適切な期間を考慮しながら展示予定を立てていますので、ご希望の作品がいつ展示されているかご確認ください。

展示室やケース内の照明が、暗すぎるのでは?

文化財には、光の影響を受けて、色が褪せたり、材料が劣化したりするものが多いので、保存のため作品にあたる光量を制限しなければなりません。
また、展示室全体の照明をケース内よりも一層暗くしているのは、相対的な照度の差により、暗めの照明でも作品を見やすくするためです。
観覧者にとっては必ずしも最適でない場合もあるかと思いますが、ご理解ください。

展示室内の温度が、寒すぎる or 暑すぎるのでは?

文化財は、温度や湿度の影響を受けて、色が褪せたり、材料が劣化したりするものが多いので、保存のため作品を展示している室内の温度・湿度を最適な状態に保つ必要があります。
文化財保存に最適な状態は室温20℃、湿度60%で、最大でも±5℃(5%)より差を大きくすることはできません。
特に外気温との差が大きくなる夏場・冬場の展示場内は、観覧者にとって肌寒く感じたり暑く感じたりすることがありますので、温度調節しやすい服装でのご来館をお勧めいたします。

見るのにかかる時間はどれくらい?

一概には言えませんが、なら仏像館の名品展(仏像などを展示)だけを見るのに、少なくとも30分くらいはかかると思います。新館の名品展(絵画・書跡・工芸・考古)や特別陳列、あるいは特別展もご覧になるには、全体で2時間くらいは必要でしょう。

解説をしてもらえる?

当館ボランティアが、展示室の各所に設けられたデスクにいますので、声をかけてくだされば解説いたします。なお現在は、新型コロナウイルスの影響によりボランティア解説を休止しております。ご了承ください。

館内でスケッチはできますか?

なら仏像館・青銅器館での名品展に限り、黒色鉛筆を用い、B4判程度の大きさの用紙までであれば可能ですが、イーゼルや椅子の使用はご遠慮ください。ただし、混雑時など状況によりお断りする場合もあります。