高山寺(こうさんじ)(京都市右京区)を開いた鎌倉時代の僧明恵(一一七三〜一二三二)は、二十歳前後から晩年まで、生涯の大半にわたり、自分が見た夢を紙に書いて記録していた。これを夢記といい、巻子や冊子、一枚物などの形で、高山寺や寺外に多数現存する。本品はその一つで、年代の明記はないが、三十代以前の若い頃のもの。明恵自身が描いた絵について解説するという体裁で、荒れた大海に数人が乗った船が浮かぶのを見た明恵が、西方に向かって「南无西方極楽化主大慈大悲アミタ如来」と念じると、金色の光明(こうみょう)が二筋に分かれて到来し、明恵の額を照らしたという奇瑞(きずい)が記されている。
(野尻忠)
奈良博三昧―至高の仏教美術コレクション―. 奈良国立博物館. 2021.7, p.272, no.189.
重要美術品 みょうえしょうにんゆめのき(しがつにじゅうににち) 明恵上人夢記(四月廿二日)
1巻
紙本墨書 掛幅装
縦27.2 横54.2
書跡
鎌倉時代 13世紀
- H049999
- H049998
- 2019/09/19
- 全文(表具含む)
- H049999
- 2019/09/19
- 全文
- D009026
- 1995/11/28
- 全体
- A027346
- 1995/11/28
- 全体
もっと見る
| 収蔵品番号 | 1259-0 |
|---|---|
| 部 門 | 書跡 |
| 区 分 | 書跡 |
| 部門番号 | 書120 |
| 作品関係者 | 明恵 |
| 指定年月日 | 昭和12年5月27日 |
| 文 献 | 奈良博三昧―至高の仏教美術コレクション―. 奈良国立博物館, 2021.7, 354p. |

