鬼瓦は屋根の大棟や降棟(くだりむね)、隅棟の端を飾る板状の瓦。出現期である七世紀には幾何学文や蓮華文が表されていたが、奈良時代以降には平城宮や南都七大寺をはじめ各地で鬼面文が採用されるようになった。鬼を表すことで、災いを追い払う「辟邪(へきじゃ)」の意を込めたのであろう。本品は、奈良県と京都府の境に広がる平城山丘陵(ならやまきゅうりょう)に築かれた奈良山瓦窯群(ならやまがようぐん)の一つ、中山瓦窯の出土品と推定される。中山瓦窯は平城宮の諸建物に瓦を供給した官窯(かんよう)として知られ、本品と同文様の鬼瓦は、平城宮において八世紀前半の建物に用いられたことが判明している。
(中川あや)
奈良博三昧―至高の仏教美術コレクション―. 奈良国立博物館. 2021.7, p.245, no.18.
きめんもんおにがわら(でんならけんなかやまがようしゅつど) 鬼面文鬼瓦(伝奈良県中山瓦窯出土)
1個
瓦製
高50.5 幅49.7
考古
奈良時代 8世紀
- D001043
- D001043
- 1989/08/19
- 鬼面面
- A024003
- 1993/01/13
- 鬼面面
- A024004
- 1989/08/19
- 鬼面面
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| 収蔵品番号 | 636-0 |
|---|---|
| 部 門 | 考古 |
| 区 分 | 考古 |
| 部門番号 | 考179 |
| 伝 来 | 伝奈良市中山町出土 |
| 文 献 | 奈良博三昧―至高の仏教美術コレクション―. 奈良国立博物館, 2021.7, 354p.奈良国立博物館蔵品図版目録 考古篇 仏教考古. 奈良国立博物館, 1993, 156p. |

