縦長の大画面二幅に梵天(ぼんてん)・帝釈天(たいしゃくてん)・四天王(してんのう)の合計六尊の天部を三尊ずつ向かい合うように描く白描図像(はくびょうずぞう)。用いられる料紙寸法の縦横比が平安末期から鎌倉初期の特色を示しており、これに近い時期の作と考えられる。各幅の右上隅に添付された旧端裏書から、東大寺戒壇院扉絵図(1423・絵270)と同様に東大寺戒壇院(とうだいじかいだんいん)にかつて安置されていた厨子扉絵(ずしとびらえ)の図様を伝えるもので、仁安四年(一一六九)に没した東大寺尊勝院の華厳宗学侶(けごんしゅうがくりょ)・能恵(のうえ)が扉絵原本を写したものと知られる。左幅には当館蔵十一面観音像(じゅういちめんかんのんぞう)とよく似た斜め向きの十一面観音頭部の図像が描かれる。京都・高山寺旧蔵。
(谷口耕生)
奈良博三昧―至高の仏教美術コレクション―. 奈良国立博物館. 2021.7, p.275, no.208.
とうだいじかいだんいんとびらえず 東大寺戒壇院扉絵図
2幅
紙本墨画 掛幅装
本紙:各縦121.2 横72.4 (表具:各縦214.7 横88.1)
絵画
鎌倉時代 12~13世紀
- H027020
- H027020
- 2014/09/26
- 全図
- H027025
- 2014/09/26
- 全図
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| 収蔵品番号 | 1550-0 |
|---|---|
| 部 門 | 絵画 |
| 区 分 | 絵画 |
| 部門番号 | 絵294 |
| 銘 文 | 旧端裏書「戒壇院扉絵 以原本写之了 東大寺得業能恵」、朱文方印「高山寺」、修理銘「奉修補之 沙門慧友護」 |
| 文 献 | 奈良博三昧―至高の仏教美術コレクション―. 奈良国立博物館, 2021.7, 354p. |
関連する文化財
| 収蔵品番号 | 画像 | 名称 |
|---|---|---|
| 1550-1 |
|
東大寺戒壇院扉絵図(1) |
| 1550-2 |
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東大寺戒壇院扉絵図(2) |
| 収蔵品番号 | 1550-1 |
|---|---|
| 画 像 |
|
| 名 称 | 東大寺戒壇院扉絵図(1) |
| 収蔵品番号 | 1550-2 |
|---|---|
| 画 像 |
|
| 名 称 | 東大寺戒壇院扉絵図(2) |

