シタン材製、筒形の合子(ごうす)。胴部はシタンを刳(く)り貫いて成形する。蓋と底は胴部より径をわずかに広くとり、側面を削って不整形な十七角としている。木画(もくが)で蓋表に花文、側面の上部に七曜文を施し、外面のみ摺漆(すりうるし)で仕上げている。蓋表の花文は、半球形で赤く染めた象牙を中央に置いて花心を表し、コクタンとツゲで花弁を形作る。その外側をツゲで円形にくくり、間地にコクタンを嵌入(かんにゅう)している。側面の文様(もんよう)は、緑色に染めた角の円分を中央に配し、その周囲にツゲで作った六顆の円文を並べて七曜文を形作っている。この七曜文は正倉院宝物の木画紫檀双六局(もくがしたんのすごろくきょく)(北倉三七)の畳摺(たたみずり)側面に見られる木画と同じ意匠であることを考慮すると、本品も木内省古の作であろう。
(田澤梓)
名匠三代―木内喜八・半古省古の木工芸―, 2015, p.48
もくがつつがたごうす(きうちけさんだいしりょうのうち) 木画筒形合子(木内家三代資料のうち)
1合
木製 木画
径3.2 高6.95
工芸
明治時代~昭和 19~20世紀
- H029526
- H029526
- 2015/02/18
- 全体(斜め上から見た状態)
- H029527
- 2015/02/18
- 蓋表(真上から見た状態)
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| 収蔵品番号 | 1477-0 |
|---|---|
| 部 門 | 工芸 |
| 区 分 | 工芸 |
| 部門番号 | 工354 |
| 寄 贈 | 岡井一子氏寄贈 |
| 文 献 | 名匠三代木内喜八・半古・省古の木工芸. 奈良国立博物館, 2015.6, 64p. |

