両手とも親指と人差し指を合わせた来迎印の阿弥陀如来像。穏やかな顔立ちや、浅く規則正しい衣文表現、胸の薄い体軀といった特徴は、十一世紀に仏師定朝(じょうちょう)によって確立され、その後定着した定朝様(じょうちょうよう)の典型を示す。
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下半身に一枚。左肩から一周して左肩にかかる衣が一枚。右肩に一枚。奈良・元興寺薬師如来立像と同じ形に衣をまとっているが、表面の彫りや体の奥行きは浅く、同じ服装の像でも、印象は大きく異なる。
(岩井共二)
みほとけのかたち 仏像に会う. 奈良国立博物館, 2013.7, p.18, no.2.

