鈷の片端にのみ宝珠を表わした片珠形式の金錍である。片珠金錍では、宝珠のない方は、独鈷形とするものが一般的であるが、本品では、宝珠を安置する方と同様、単弁八葉の蓮台を備えている。杵部の形姿は、鬼目が横長で、重弁の蓮弁帯を二線の約条で締める鎌倉時代の通形金剛杵の形式にしたがっている。
(関根俊一)
密教工芸 神秘のかたち, 1992, p.238
- A023628
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| 収蔵品番号 | 930-0 |
|---|---|
| 部 門 | 工芸 |
| 区 分 | 金工 |
| 部門番号 | 工194 E |
| 文 献 | 密教工芸:神秘のかたち. 奈良国立博物館, 1992, 286p.奈良国立博物館蔵品図版目録 工芸篇 仏教工芸. 奈良国立博物館, 1992, 121p. |

