隅木先を蕨手にした吹き抜けの宝形造木製舎利殿で、四柱を立てる基壇の中央には金銅透彫りの請座を設け緑瑠璃(ガラス)の舎利壺を安置する。出土品のため損傷も著しく、薄手の金銅透彫り金具を鋲留めし、特に屋蓋の宝相華唐草文透彫りの部分には雲母を伏せているのが注目される。白色に変化しているが、舎利壺をはじめ垂飾の一部や花形飾り金具の花心部など、随所にガラスを用いている点は珍しい。古くは、この種の吹き抜け式舎利殿が舎利奉安施設として多用されたと考えられるが、伝存するのは鎌倉時代弘安頃の作に比定される日供舎利塔奉安の唐招提寺礼堂安置舎利殿のみであり、それに先行する遺例としても貴重である。
舎利殿, 1984, p.9
- D000728
- 1987/07/07
- 斜全景
- A021486
- 1987/07/07
- 斜全景
- A023304
- 1984
- 斜全景
- A023305
- 1984
- 斜全景
- A023306
- 1984
- 側面
- A023307
- 1984
- 上方斜全景
- A023299
- 斜全景(破片共)
- A023300
- 斜全景
- A023302
- 斜全景
- A023303
- 側面
- A023308
- 上面(屋根部分)
- A023309
- 基壇部飾金具等部分
- A023310
- ガラス製舎利容器部分
- A023311
- ガラス製舎利容器部分
もっと見る
| 収蔵品番号 | 865-0 |
|---|---|
| 部 門 | 工芸 |
| 区 分 | 工芸 |
| 部門番号 | 工185 |
| 伝 来 | 伝九州出土 |
| 文 献 | 奈良国立博物館蔵品図版目録 工芸篇 仏教工芸. 奈良国立博物館, 1992, 121p. |

