短い尺は正倉院中倉に伝存する斑犀尺(はんさいのしゃく)を、長い尺は同じく中倉の木尺を模造した品。ともに奈良博覧会社による。斑犀尺の原宝物は犀角(さいかく)を材料とし、一寸、五寸、一分の三種の目盛りを刻み、目盛りに朱を埋める金箔を押す。しかし、模造の品は木製で、また原宝物には見られない目盛りも刻まれ、金箔押しも省略されるなど原宝物との違いは多い。一方、木尺は一見白檀を思わせる散孔材を用い、尺の両側に三寸交代で一寸・一分の目盛りが並び、全体を三分する位置に銀泥で花鳥文を描いている。模造品はかなり忠実に原宝物を模している。
(内藤栄)
奈良国立博物館の名宝―一世紀の軌跡―,奈良国立博物館.1997.4,p.323.
- D017767
- 1997/03/25
- 全体(2本)
- A025024
- 1997/03/25
- 全体(2本)
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| 収蔵品番号 | 249-0 |
|---|---|
| 部 門 | 工芸 |
| 区 分 | 工芸 |
| 部門番号 | 工84 |
| 文 献 | 奈良国立博物館の名宝ー一世紀の軌跡ー, 奈良国立博物館, 1997.4, 350p. |

