聖武(しょうむ)天皇の遺愛品である紅牙撥鏤碁子と紺牙撥鏤碁子の模造。模造にあたっては、種々の染料を用い、かつ染色の時間や温度等の条件を変えるなどの実験を行った。それにもとづき、紅牙撥鏤の染料はインド茜(あかね)、紺牙撥鏤の染料はインド藍(あい)と推定し、模造製作を行った。彫刻後に部分的に緑青(ろくしょう)、茜を点じている。近年、正倉院事務所が実施した光学調査によって紅牙撥鏤の染料は臙脂(えんじ)(ラック)と判明したが、種々の試作によって宝物の製作技法を明らかにしようとする姿勢は重要である。
(内藤栄)
よみがえる正倉院宝物. 奈良国立博物館, 2020.4, p.111, no.76.
こうげばちるのきし・こんげばちるのきし(しょうそういんほうもつもぞう) 紅牙撥鏤碁子・紺牙撥鏤碁子(正倉院宝物模造)
各5枚
象牙製 一材製
各径1.5 厚0.8
漆工
現代 21世紀
令和2年 2020年
- H063612
- H063612
- 2025/06/19
- 10点全体
もっと見る
| 収蔵品番号 | 1542-0 |
|---|---|
| 部 門 | 工芸 |
| 区 分 | 漆工 |
| 部門番号 | 工384 |
| 銘 文 | 箱蓋表墨書「正倉院宝物/復元 紅牙撥鏤棊子/紺牙撥鏤棊子」、「箱蓋裏墨書「令和二年六月吉日/村松親月」、朱文方印「親月」 |

