これらの泥塔(でいとう)は、型抜(かたぬき)による制作で片面のみの偏平な塔形(とうけい)をしている。塔形はいくつかに分類でき、数種類の型が用いられたとみられる。共通して塔身部(とうしんぶ)には梵字「カ」、基礎部に文字(1字)が刻字される。基礎部の刻字は『法華経』中にみられる文字であり、経文を1字ずつ刻んだ泥塔経(でいとうきょう)とみられる。出土地を示すものはないが、泥塔経の唯一遺例である鳥取県琴浦町智積寺(ちしゃくじ)跡出土といわれるものと特徴が共通しており、その一部と考えられる。埋経(まいきょう)を目的に平安時代につくられた瓦経(がきょう)と性格が似ているが、より簡便なものとなっており鎌倉時代の制作と思われる。
(永井洋之)
古玩逍遥 服部和彦氏寄贈 仏教工芸. 奈良国立博物館, 2007, pp.70-71, no.46.
- D048436
- 2007/04/24
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- 全体
- D047010
- 2007/01/15
- 全体(33点箱に入った状態)
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- 2007/01/15
- 全体(33点箱に入った状態)
- D047014
- 2007/01/15
- 全体(34点箱に入った状態)
- A306174
- 2007/01/15
- 全体(33点箱に入った状態)
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| 収蔵品番号 | 1416-0 |
|---|---|
| 部 門 | 考古 |
| 区 分 | 考古 |
| 部門番号 | 考339 |
| 伝 来 | 鳥取県琴浦町(旧赤碕町)智積寺跡出土 |
| 寄 贈 | 服部和彦氏寄贈 |
| 銘 文 | 塔身基部(箆書):上段「作」「是」「薩」「涅」「阿」「貪」「際」「堅」「有」「言」「窮」「善」「来」「大」「説」「而」「未」「意」「左」「葉」「一」「我」「所」「以」「以」「車」「鼓」+囲み「弗」「極」「中」「在」「人」「智」、中段「御」「曽」「取」「共」「優」「佛」「含」「無」「如」「各」「咸」「草」「行」「長」「世」「悲」+囲み「千」「善」「即」來」「生」「種」「■」+囲み「恒」「戲」「如」「所」「又」「不」「羅」「白」「可」「之」、下段「知」「於」「今」「瑠」「偈」「等」「等」「所」「三」「為」「生」「滅」「臺」「一」「布」+囲み「弗」「一」「法」「供」「第」「力」「行」「秘」「知」「妄」「怖」「我」「佛」「為」「有」「所」「家」「養」「諸」。箱蓋表墨書「土版塔婆」、箱蓋裏墨書「鳥取県東伯郡以西村大字竹内字平塚/の杉林中 通称佛隅(ホトケグマ)と呼ぶ/所より発掘せるものにて塔の種子はいずれも/「カ」(地蔵)である/昭和十一年七月一日発行 史迹と美術/六八号参照」。 |
| 文 献 | 古玩逍遥 服部和彦氏寄贈 仏教工芸. 奈良国立博物館, 2007, 79p. |

