常滑(とこなめ)産の中型の壺。明確な所伝を欠くが、胴部に大きな山キズがあり実用に堪えないこと、窯壁小片が器内に入っていたことなどから、窯場に投棄されていたものの可能性が高い。胴部は明橙~赤紫色に発色し、頸部から肩部にかけては鮮緑色の釉がかかる。口縁部は逆「レ」字形に折り返した三角形で、肩を強く張る。この種の常滑壺は全国に大量流通しており、蔵骨器等に好例をみる。当器は13世紀後半頃のものと考えられる。なお、肩には習書もしくは花押(かおう)ともみられる三文字程のヘラ書きがある。
(吉澤悟)
古玩逍遥 服部和彦氏寄贈 仏教工芸. 奈良国立博物館, 2007, p.74, no.48.
- D047020
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- 2007/01/15
- 全体
- D047022
- 2007/01/15
- 肩部へら書き部分
- A306186
- 2007/01/15
- 全体
- A306188
- 2007/01/15
- 肩部へら書き部分
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| 収蔵品番号 | 1414-0 |
|---|---|
| 部 門 | 考古 |
| 区 分 | 考古 |
| 部門番号 | 考337 |
| 寄 贈 | 服部和彦氏寄贈 |
| 銘 文 | 肩部「□□□」(不明) |
| 文 献 | 古玩逍遥 服部和彦氏寄贈 仏教工芸. 奈良国立博物館, 2007, 79p. |

