先端を独鈷(とっこ)形に作った四橛(しけつ)のうち1口が遺ったと考えられるもの。鈷部は匙面取(さじめんと)りのない四角錐(しかくすい)形で、その下に8箇の鬼目(きもく)を挟んで浅い蓮弁(れんべん)飾りを配している。鈷部を独鈷形に作り、先端に宝珠(ほうじゅ)をつけないのは金剛界鎮壇用(こんごうかいちんだんよう)四橛に分類される形式である。金剛杵(こんごうしょ)の一方のみを鈷とせず橛に替えたような類例のない形状で、四橛の多様性を考える上で興味深い作例である。独鈷形の部分と橛の部分は別造し、鑞(ろう)付けしたものとみられる。
(清水健)
古玩逍遥 服部和彦氏寄贈 仏教工芸. 奈良国立博物館, 2007, p.65, no.42.
- D047601
- 2007/02/19
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- A308680
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- A307280
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| 収蔵品番号 | 1411-0 |
|---|---|
| 部 門 | 工芸 |
| 区 分 | 金工 |
| 部門番号 | 工332 |
| 寄 贈 | 服部和彦氏寄贈 |
| 文 献 | 古玩逍遥 服部和彦氏寄贈 仏教工芸. 奈良国立博物館, 2007, 79p. |

