觚(こ)は爵(しゃく)とセットで用いられた祭祀用の飲酒器(カップ)である。商代前期に出現したが、そのうちに爵と必ずセットを成すようになり、商代後期に最も盛行した。下半分は上げ底で、外反した部分が足(圏足)である。上方に向かってラッパ形の口が大きく開く。少し大きな墓では、こうした爵と觚が五組とか十組を一つのセットとして副葬される例がある。
(難波純子)
坂本コレクション 中国古代青銅器. 奈良国立博物館, 2002, p.23, no.42.
觚は爵(しゃく)とセットで用いられた祭祀用の飲酒器(カップ)である。商前期(二里岡(にりこう)期)に出現したが、爵と必ずセットをなすようになり、商後期に最も盛行した。下方は上げ底になっていて、十字形の孔があいている部分から下が足(圏足(けんそく))である。次第に口が大きく開くようになる。
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古代中国の青銅器は、利器よりも祭祀や儀式に用いる飲食器が主要な器種になるという、独自の発展を遂げた。ユニークな形状は金属加工技術の高さを示し、表面は獣面(じゅうめん)文などの文様で飾り立てられる。
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