蒜頭壺(さんとうこ)もまた、戦国末期に発達した壺類の一種であり、秦の銃一とともに、長江流域をはじめとする全土に一気に広まった器種である。口縁部に蒜(にんにく)をさかさにしたような形の造型があるので、この名がある。下方に重心のある器身は、細く伸びる頸部と対照的である。基本的に無文で造型の面白さをひき立てている。
(難波純子)
坂本コレクション 中国古代青銅器. 奈良国立博物館, 2002, p.57, no.252.

- D032418
- 2002/07/23
- 全体

- A244517
- 2002/07/23
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収蔵品番号 | 1317-252 |
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部 門 | 考古 |
部門番号 | 考327 |
寄 贈 | 坂本五郎氏寄贈 |
文 献 | 奈良国立博物館蔵品図版目録 中国古代青銅器篇. 奈良国立博物館, 2005, 147,xxp.坂本コレクション 中国古代青銅器. 奈良国立博物館, 2002, 79p. |