戦国期の鈁は、胴部が張り出す位置が高く、側面形の上では同時期の館蔵品「鍾」(1317-218)とよく似ている。無文の帯によって数段に区切られた区画内に羽状地文を飾る。また、両耳(把手)には、饕餮文(とうてつもん)から変化した、環を銜えた獣(くわ)首の造型(鋪首(ほしゅ))が流行し、漢代にも受け継がれていく。この鈁は蓋が失われているが、文様も精緻で、戦国中期の繊細な青銅器の雰囲気をよく伝える一例である。
題箋
- D037103
- 2003/09/18
- 全体
- A027708
- 2003/09/18
- 全体
もっと見る
| 収蔵品番号 | 1317-224 |
|---|---|
| 部 門 | 考古 |
| 部門番号 | 考327 |
| 寄 贈 | 坂本五郎氏寄贈 |
| 文 献 | 奈良国立博物館蔵品図版目録 中国古代青銅器篇. 奈良国立博物館, 2005, 147, xxp. |

