山田寺は、『上宮聖徳法王帝説』(じょうぐうしょうとくほうおうていせつ)や『日本書紀』(にほんしょき)によると、舒明(じょめい)天皇十三年(六四一)に蘇我倉山田石川麻呂(そがのくらやまだのいしかわまろ)の発願(ほつがん)によって造営が開始され、大化五年(六四九)には金堂が、天武朝になって塔や講堂が完成したとされる。本品は山田寺跡から出土したものとされる軒丸瓦で、単弁八弁蓮華文の周囲に四重圏文(しじゅうけんもん)を巡らせる。四重弧文軒平瓦(しじゅうこもんのきひらがわら)と組み合わせて用いた。山田寺の屋根に葺かれたこの軒瓦のデザインは、七世紀半ばから後半にかけて、日本各地の寺院に広く採用された。山田寺より後(おく)れて創建される川原寺(かわはらでら)の軒瓦と並んで、七世紀を代表する軒瓦のデザインの一つである。
(中川あや)
奈良博三昧―至高の仏教美術コレクション―. 奈良国立博物館. 2021.7, p.246, no.24.
重要美術品 たんべんはちべんれんげもんのきまるがわら(でんやまだでらしゅつど) 単弁八弁蓮華文軒丸瓦(伝奈良県山田寺出土)
1個
瓦製
径17.1
考古
飛鳥時代 7世紀
- D035129
- D035129
- 2003/05/14
- 瓦当
- A027281
- 2003/05/14
- 瓦当
- A023912
- 1989/01/30
- 瓦当
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| 収蔵品番号 | 1094-0 |
|---|---|
| 部 門 | 考古 |
| 区 分 | 考古 |
| 部門番号 | 考301 J |
| 伝 来 | 伝奈良県桜井市山田出土 |
| 文 献 | 奈良国立博物館蔵品図版目録 考古篇 仏教考古. 奈良国立博物館, 1993, 156p.奈良博三昧―至高の仏教美術コレクション―. 奈良国立博物館, 2021.7, 354p. |

