名品展

名品展

特別公開 奈良・不退寺本尊聖観音菩薩立像

重要文化財 聖観音菩薩立像
(奈良・不退寺)
重要文化財 観音菩薩立像
(文化庁)

 奈良市法蓮町に位置する不退寺の本尊聖観音菩薩立像を令和5(2023)年3月21日(火)から特別公開いたします。この像は寺伝に在原業平(ありわらのなりひら)(825~880)の作といい、「業平観音」の名で信仰を集めています。令和4年度、公益財団法人美術院により彩色の剝落止めや、矧ぎ目など変色箇所の修整を主とする保存修理が実施され、このほど完了しました。
 近年の調査で、不退寺像は文化庁所蔵(当館寄託)の観音菩薩立像と像高がほぼ一致し、作風が酷似し、腰の捻りが左右対称であることから、もとは一対であり、当初の尊名は不明ながら三尊像の両脇侍であったと考えられるにいたりました。かつて対をなしていた両像をそろって展示するまたとない機会であり、保存修理により面目を一新した不退寺本尊の姿にご注目ください。

会 期

令和5(2023)年3月21日(火)~5月14日(日)

会 場

なら仏像館 第7室

名品展チケット

なら仏像館 鑑賞ガイド

なら仏像館では、展示作品のうち重要作品の鑑賞ガイド機を用意しています。
※音声による解説のほか、文字と画像でも同じ内容をご覧いただけます。

言語日本語・英語・中国語・韓国語
料金500円

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