特集展示
特集展示
新たに修理された文化財
長い歴史を経て今に伝わる文化財は、その多くが過去に人の手による修理を受けながら大切に保存されてきたものです。 当館では、これらの文化財をさらに未来へと継承していくために、絵画・彫刻・書跡・工芸・考古の各分野の収蔵品(館蔵品・寄託品)について毎年計画的に修理を実施しています。
本特集展示は、近年修理を受けた収蔵品の中から選りすぐった作品を展示公開し、あわせてその修理内容をパネルで紹介するものです。この展示を通じて、文化財修理に関する博物館の取り組みについて、関心と理解を一層深めていただければ幸いです。

会期
平成29年(2017)12月26日(火)~平成30年(2018)1月14日(日)
会場
奈良国立博物館 西新館
出陳品
指定 | 名称 | 員数 | 修理内容 | 修理年度 | 所蔵者 |
---|---|---|---|---|---|
絹本著色山越阿弥陀図 | 1幅 | 解体修理 | 26年度~28年度 | 当館 | |
重文 | 絹本著色明空法師像 | 1幅 | 解体修理 | 27年度~28年度 | 当館 |
絹本著色大威徳明王像 | 1幅 | 解体修理 | 27年度~28年度 | 海住山寺 | |
絹本著色弁才天十五童子像 | 1幅 | 解体修理 | 28年度 | 専稱寺 | |
重文 | 神泉苑請雨経法道場図 | 1幅 | 解体修理 | 28年度 | 当館 |
髪繡種子十一面観音菩薩像 | 1幅 | 解体修理 | 28年度 | 中山寺 | |
重文 | 三角縁三神三獣鏡 (奈良県佐味田宝塚古墳出土品) | 1面 | クリーニング、 安定化処理、 強化処理、接合 等 | 28年度 | 当館 |