お水取り

　奈良に春を呼ぶ行事とされる東大寺二月堂の「お水取り」。正式には修二会（しゅにえ）といい、本尊・十一面観音に罪過を懺悔（さんげ）して除災招福を祈る、悔過（けか）という儀式が行われます。
　「お水取り」は東大寺の実忠和尚（じっちゅうかしょう）が天平勝宝4年（752）に創始した十一面観音悔過の行法（ぎょうほう）に始まるとされます。それ以来、不退の行法として約1260年もの間、幾度かの危機を乗り越えながら、様々な人々によって支えられ、長い歴史を刻んできました。現在の修二会では、2月20日から月末までの前行（別火）、3月1日から15日までの本行を合わせ、約1ヶ月間にわたり様々な儀礼が行われます。
　本展はその期間にあわせて開催される恒例の企画で、実際に用いられた法具、歴史と伝統を伝える絵画・文書・出土品などを御覧いただきます。

会　期

平成25年（2013）2月9日（土）～3月17日（日）

会　場

奈良国立博物館　西新館

休館日

2月18日（月）、25日（月）
※2月11日（月）、3月4日（月）・11日（月）は開館

開館時間

午前9時30分～午後5時
※入館は閉館の30分前まで
※2月9日（土）～2月14日（木）は午後9時まで開館（「なら瑠璃絵」開催期間中）
※3月12日（火）は午後7時まで開館（二月堂　籠松明の日）
※3月1日（金）～11日（月）・13日（水）・14（木）は午後6時まで開館（二月堂　お松明の期間）

観覧料金

• 団体は20名以上です。
• 高校生以下および18歳未満の方、満70歳以上の方、障害者手帳をお持ちの方（介護者1名を含む）は無料です。
• 2月22日（金）にご夫婦で観覧される方は、一般料金の半額になります。（毎月22日を［夫婦の日］としています）
• 中学生以下の子どもと一緒に観覧される方は、団体料金が適用になります。［子どもといっしょ割引］
• この観覧料金で、同時開催の名品展（なら仏像館・青銅器館）もご覧になれます。 　

出陳品

60件（うち重要文化財17件）
※2月8日付けで一部内容を更新しています

公開講座

終了いたしました

平成25年（2013）2月9日（土）「お水取りについて」
狹川 宗玄師（東大寺長老）

関連催事

終了いたしました

平成25年（2013）2月10日（日）『お水取り「講話」と「粥」の会』
平成25年（2013）3月6日（水）「お水取り展鑑賞とお松明」

ボランティア解説

終了いたしました

「お水取り」の見どころを当館のボランティアが解説します。

• 日時：3月1日～3月14日の毎日　14時から（30分程度）
• 場所：会場入口に集合　

主催

奈良国立博物館、東大寺、仏教美術協会

チラシ