特別陳列

特別陳列

建築を表現する
―弥生時代から平安時代まで―

 奈良は古建築(こけんちく)の宝庫です。世界最古の木造建築である法隆寺西院伽藍(ほうりゅうじ さいいんがらん)、世界最大の木造建築である東大寺 大仏殿(とうだいじ だいぶつでん)をはじめとして、正倉院 宝庫(しょうそういん ほうこ)や薬師寺 東塔(やくしじ とうとう)、唐招提寺金堂(とうしょうだいじ こんどう)・講堂(こうどう)、新薬師寺(しんやくしじ)金堂など、古代に造立された多くの建築物が今も往時の姿を伝えている稀有(けう)なまちといえます。これらの古い建物群が、その中にある貴重な仏像や宝物を守ってきたことが、世界遺産登録にもつながったといえましょう。しかし、これらの木造建築物のほとんどは、長い年月の間に大規模な修理を受けています。解体修理の際に建築部材を検討すると、屋根の形を改変したり、新しい部材を加えて補強したりして、必ずしも古代の形そのままではないことが分かります。
一方で、考古学の発掘調査では柱穴 や礎石(そせき)などすでに失われた建築物の痕跡が多く発見されます。それらは建築物の基礎部分であることが多く、倒壊した建築物の一部が奇跡的にそのまま出土した山田寺(やまだでら)の回廊(かいろう)などの例を除いて、上部構造についての情報は殆どありません。
 そこで、今回は古代の人々が絵画や器物に写した建物に目を向けます。「写す」とはいっても、彼らが見つめた建物をそのまま精確に描写したもの、デフォルメして表現したもの、また、想像上の建築物を描いたものなどさまざまです。しかし、現在失われてしまった古建築を復元する際には、古代の人々が遺したイメージは重要な手がかりになることが多くあります。
本展では弥生時代から平安時代に至る、さまざまな目的でさまざまな材質に表された古い建物たちを紹介します。この展示を観覧された後、今に残る奈良の古い建物群もあわせてご覧になれば、また違った印象を味わえるのではないかと思います。

家形はにわ
〈京都府丸塚古墳出土〉
城陽市教育委員会
国宝 信貴山縁起絵巻〈飛倉巻〉
奈良・朝護孫子寺

会 期

平成20年(2008)6月14日(土)~7月13日(日)

会 場

奈良国立博物館 西新館

休館日

毎週月曜日

開館時間

午前9時30分~午後5時
※毎週金曜日は午後7時まで

観覧料金

個人団体/子どもといっしょ割引/レイト割引
一般500 円400 円
高校・大学生200 円200 円
中学生以下無料無料
  • 団体は責任者の引率する20名以上のグループ
  • 子ども(中学生以下)と一緒に観覧される方は、[子どもと いっしょ割引]の料金となります。
  • 障害者手帳をお持ちの方(介護者同数を含む) および70歳以上の方は無料
  • 6月22日(日)にご夫婦で観覧される方は、一般料金の半額となります。
  • 7月の開館時間延長日の午後5時以降に観覧される方は、[レイト割引]の料金となります。適用日:7月4日(金)・11日(金)
  • 東新館の特別展「国宝 法隆寺金堂展」をご覧になる場合は、特別展観覧料金が必要です。特別展観覧料金で、本展を含む平常展もご覧になれます。

出陳品

出陳件数:23件(うち国宝3件、重要文化財5件)

サンデートーク

終了いたしました

平成20年(2008)6月15日(日)「古代建築のイメージ」
当館研究員 岩戸晶子

  • 午後2時~3時30分。(開場午後1時30分)
  • 当館講堂にて。聴講無料。

主 催

奈良国立博物館

  • デジタルビューア
  • e国賓
  • なら仏像館
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