特別展・特別陳列

創建1250年記念特別展

国宝 春日大社のすべて

 神護景雲2年(768)に、平城京の東郊、御蓋山(みかさやま)の西麓に位置する現在の場所に建立された春日大社は、本年創建より1250年を迎えます。
 本展覧会では、平城京の鎮護として創建され、藤原氏の氏の社として発展し、朝廷から庶民に至るまで広く信仰を集めた春日大社の歴史をたどり、多くの社宝や関連作品により、その全容を示します。
 かつて春日大社の東西塔の建っていた、ゆかりの地である奈良国立博物館で、悠久の歴史と信仰の育んだ美の世界に浸っていただければ幸いです。

国宝 赤糸威大鎧(竹虎雀飾)
(奈良・春日大社)
展示期間:4/14~5/13

会 期

平成30年(2018)4月14日(土)~6月10日(日)

会 場

奈良国立博物館 東新館・西新館

休館日

毎週月曜日
※ただし4月30日(月・振休)は開館

開館時間

午前9時30分~午後5時(金・土曜日は午後7時まで)
※入館は閉館の30分前まで

観覧料金

一般高校・大学生小・中学生
当日1,500円1,000円500円
前売・団体1,300円800円300円
  • 前売券の販売は、3月14日(水)から4月13日(金)までです。
  • 観覧券は、当館観覧券売場のほか、近鉄の主要駅、近畿日本ツーリスト、JR東海ツアーズ、PassMe!、dトラベル、日本旅行、ローソンチケット(Lコード55357)、セブン-イレブン、チケットぴあ(Pコード768-905)、イープラスなど主要プレイガイド、コンビニエンスストアで販売いたします。(チケットの購入時に手数料がかかる場合もあります)
  • 団体は20名以上です。
  • 障害者手帳をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料です。
  • この料金で、名品展(なら仏像館・青銅器館)もご覧になれます。
  • 奈良国立博物館キャンパスメンバーズ会員の学生の方は、当日券を400円でお求めいただけます。観覧券売場にてキャンパスメンバーズ会員の学生であることを申し出、学生証をご提示ください。

特別チケット

販売を終了いたしました

 ※料金はすべて税込み ※券種はいずれも一般のみ

「国宝 春日大社のすべて」展・春日大社国宝殿 早割セット券 
前売1,250円

本展の観覧券と、春日大社国宝殿の拝観券(一般500円)のチケットがセットになった、期間限定の前売券です。春日大社創建1250周年を記念した、お得な特別価格です。

  • 販売期間:2018年2月14日(水)~3月13日(火)
  • 販売場所:ローソンチケット、セブン-イレブン、チケットぴあ、PassMe!、dトラベル

※ 本セット券の春日大社国宝殿拝観券は、本展開催期間中(4月14日(土)~6月10日(日))のみ有効です。
※ 2枚の券が別々に発券されます。

「国宝 春日大社のすべて」展・春日大社国宝殿・萬葉植物園3箇所周遊前売券 
前売1,650円

本展の観覧券と、春日大社国宝殿の拝観券(一般500円)、萬葉植物園(高校生以上500円)の3箇所のチケットがセットになった、期間限定のお得な前売券です。

  • 販売期間:2018年3月14日(水)~4月13日(金)
  • 販売場所:ローソンチケット、セブン-イレブン、チケットぴあ

※ 本セット券の春日大社国宝殿拝観券および萬葉植物園拝観券は、本展開催期間中(4月14日(土)~6月10日(日))のみ有効です。
※ 3枚の券が別々に発券されます。

奈良一刀彫 白鹿の置物 セット前売券 
前売2,500円

本展の観覧券と、奈良の伝統工芸「一刀彫」(奈良人形)による白鹿の置物の引換券がセットになった前売券です。職人の土井志清氏が一点一点手作業で彫り上げ、彩色しました。本展限定のグッズです。

  • 販売期間:2018年3月14日(水)~4月13日(金)
  • 販売場所:ローソンチケット、セブン-イレブン、チケットぴあ、PassMe!、dトラベル 

※ 本展観覧券とグッズ引換券が別々に発券されます。両方をお持ちください。
※ グッズは展覧会会期中、当館の本展入口にてお引き換えください。
※ グッズは会場の特設ショップでも販売する予定です。

シカ割引  ‐6のつく日はお得に鑑賞‐

春日大社で神鹿(しんろく)として大切にされている鹿にちなみ、「シカ割引」を実施します。鹿(ロク)の付く日にお越しください。

  • 実施日:4月26日(木)、5月6日(日)、5月16日(水)、5月26日(土)、6月6日(水)の5日間
  • 対象:シカグッズやシカの絵柄が入ったものを持参あるいは着用した人が対象です。奈良国立博物館の券売窓口で券売スタッフに「シカ割引」と申告した人に限り、本展の当日券料金から100円割引します。 

※割引は本人のみ適用。他の割引との併用はできません。

出陳品

224件(うち国宝57件、重要文化財47件)

展覧会図録

A4版 375ページ 2,500円
*西新館1階会場内および、地下ミュージアムショップにて販売いたします 。
*図録の購入はこちら

音声ガイド

音声ガイド(日本語 / 英語 / 中国語 / 韓国語)は、520円でご利用いただけます。(各言語共に1台税込520円)

記念講演会

終了いたしました

平成30年(2018)4月14日(土)「御創建1250年 春日大社のすべて」
講師:花山院弘匡氏(春日大社宮司)

公開講座

終了いたしました

平成30年(2018)4月21日(土)「春日権現験記絵と解脱房貞慶」
講師:高橋悠介氏(慶應義塾大学附属研究所斯道文庫准教授)

平成30年(2018)5月12日(土)「春日大社伝来甲冑の特質」
講師:宮崎隆旨氏(元奈良県立美術館長)

平成30年(2018)5月26日(土)「春日をめぐる神仏と造形」
講師:清水健(当館学芸部工芸考古室長)

関連フォーラム

終了いたしました

「まほろばの神と仏と祈り」

  • 日時:平成30年(2018)4月30日(月・振休)午後1時30分~4時30分(午後1時受付開始)
  • 会場:奈良春日野国際フォーラム 甍~I・RA・KA~ 能楽ホール
  • 定員:400名  聴講無料

関連企画

終了いたしました

ひむろしらゆき祭

春日大社の近くにあり、氷の神様が祀られた氷室神社にちなみ、各地のかき氷店が出店する「ひむろしらゆき祭」。
今回で開催は5回目を迎えます。本展観覧券(半券可)を祭の会場1階で提示すると、1,000円の当日金券を1枚あたり50円引きで購入できます。

  • 実施日: 平成30年(2018)5月5日(土)・6日(日)
  • 場所:奈良春日野国際フォーラム甍~I・RA・KA~別館(奈良市雑司町469)
  • 時間:午前10時~午後5時(当日金券の販売は午前9時から)※かき氷はなくなり次第販売終了。

公式サイト: http://himuroshirayuki.wixsite.com/himuroshirayuki

※当日は春日野国際フォーラムでのかき氷店出店のほか、氷室神社境内でかき氷奉納、音楽奉納なども行われます。

ほうせき箱

本展会期中、奈良の人気かき氷店「ほうせき箱」でかき氷を注文する際、本展観覧券(半券可)をご提示いただくと、柿の葉茶が1杯サービスで提供されます。

  • 住所: 奈良市餅飯殿町47
  • 定休日: 木曜日
  • 営業時間: 午前10時~午後7時
  • 問い合わせ: 0742-93-4260

詳しくは下記まで
Facebook: https://www.facebook.com/housekibacotwitter:

主催

奈良国立博物館、春日大社、朝日新聞社、NHK奈良放送局、NHKプラネット近畿

後援

文化庁、奈良県教育委員会、奈良市教育委員会、奈良テレビ放送

協賛

ダイキン工業、竹中工務店、天理時報社、福寿園

協力

日本香堂、仏教美術協会

チラシ

主な出陳品

国宝 本宮御料古神宝類 蒔絵筝
[ほんぐうごりょうこしんぽうるい まきえのこと]

奈良・春日大社
1張 木製 漆塗 蒔絵 螺鈿 
全長152.7㎝ 頭部幅26.0㎝ 尾部幅20.7㎝ 厚4.2㎝
平安時代(12世紀)
※前期展示(4/14~5/13)

本宮御料古神宝類に含まれる十三絃の筝。槽は黒漆塗(くろうるしぬり)に平塵地(へいじんじ)とし、金・銀・銅の蒔絵粉(まきえふん)を用いた研出(とぎだし)蒔絵で、水流のような懸崖(けんがい)のような文様(もんよう)を巧みに表して、植物や鳥、虫などを添える。頭部・尾部や側面に施された螺鈿(らでん)も美しい。

国宝 若宮御料古神宝類 平胡簶
[わかみやごりょうこしんぽうるい ひらやなぐい]

奈良・春日大社
1腰 木製 紫檀貼 螺鈿 銀貼
背板高32.1㎝ 背板下端幅20.8㎝ 方立高4.5㎝
平安時代 大治6年(1131)
※後期展示(5/15~6/10)

胡簶(やなぐい)は矢を入れて携帯するための道具。若宮御料古神宝類の一つで、華麗な装飾が注目される。鏃(やじり)を挿す板に、中将・藤原頼長(ふじわらのよりなが)(1120~56)が、大治6年(1131)に行幸(ぎょうこう)に伴(とも)をした際に装着したことを示す墨書(ぼくしょ)がある。

国宝 若宮御料古神宝類 金鶴及銀樹枝
[わかみやごりょうこしんぽうるい きんつるおよびぎんじゅし]

奈良・春日大社
1具
[鶴]高4.7㎝ 幅3.7㎝ [樹枝]高10.0㎝
平安時代(12世紀)

若宮御料古神宝類のうちの一つで、銀製の小枝に金製の鶴が止まる趣向となっている。非常に小型で、若宮神の遊び道具に見立てる説もある。平安時代に大量に作られたいわゆる作(つく)り物(もの)の遺例として大変貴重である。

国宝 若宮御料古神宝類 銅造狛犬
[わかみやごりょうこしんぽうるい どうぞうこまいぬ]

奈良・春日大社
1軀 銅製 鋳造 銀鍍金 高17.5㎝ 州浜長17.0㎝
平安時代(12世紀)

銅製の小型の狛犬。久安6年(1150)に左大臣・藤原頼長(ふじわらのよりなが)(1120~56)が鳥羽院(1103~56)より賜った銀の獅子(しし)・狛犬を若宮社に奉納したという記録があり、銀鍍金(ぎんときん)の施された優美な姿の本品が、これに当たる可能性もある。若宮御料古神宝類のうちの一つ。

重要文化財 鼉太鼓(左方・龍)
[だだいこ]

奈良・春日大社
1基 木製 漆塗 彩色 火焔縁高390㎝ 最大幅336㎝
鎌倉時代(13世紀)

鼉太鼓は雅楽(ががく)に用いられる大型の太鼓。本品は左方・唐楽(とうがく)用で、火焔縁(かえんぶち)に龍があしらわれる。迫真性の中に穏やかさを感じさせる龍の彫刻は、源頼朝(みなもとのよりとも)(1147~99)寄進の伝承と時代的に符合する。修理後初公開。

国宝 金地螺鈿毛抜形太刀
[きんじらでんけぬきがたたち]

奈良・春日大社
1口 木製 漆塗 蒔絵 螺鈿 金具は金製 全長96.3㎝
平安時代(12世紀)
※前期展示(4/14~5/13)

本殿第二殿より撤下(てっか)された華麗な太刀。鞘(さや)の部分は金沃懸地(きんいかけじ)に螺鈿(らでん)と色ガラスで、竹林中で雀を追い捕まえる猫が躍動感溢れる姿で表現される。近年の調査で、精巧な飾りの施された金具が、金製であることが判明した。

金地螺鈿毛抜形太刀 復元模造
[きんじらでんけぬきがたたち ふくげんもぞう]

文化庁
現代 平成30年(2018)
1口
※前期展示(4/14~5/13)

金地螺鈿毛抜形太刀の精巧な復元模造品。原品の詳細な調査を経て、原品と同様の素材、技法を用い、制作当初の状態を復元するかたちで模造されたもので、往時の輝きがうかがわれる。文化庁の復元模造事業による制作で初公開となる。

国宝 赤糸威大鎧(梅鶯飾)
[あかいとおどしおおよろい うめうぐいすかざり]

奈良・春日大社
1領 兜鉢高13.0㎝ 前胴丈35.5㎝
鎌倉時代(13世紀)
※5/8~6/10展示

大鎧は騎射戦に用いられた鎧で、中世後期には「式正鎧(しきしょうのよろい)」として高い格式を誇った。本品は宝庫に伝来した奉納品で、紅花(べにばな)あるいは蘇芳(すおう)で染められた赤い威毛(おどしげ)が華やかである。梅や鶯の飾金物(かざりかなもの)も尽きせぬ妙味を湛えている。

国宝 赤糸威大鎧(竹虎雀飾)
[あかいとおどしおおよろい たけとらすずめかざり]

奈良・春日大社
1領 兜鉢高12.8㎝ 前胴丈36.5㎝
鎌倉~南北朝時代(13~14世紀)
※前期展示(4/14~5/13)

茜(あかね)染めとみられる赤い威毛(おどしげ)が印象的な大鎧。竹に雀を基調とした精巧な飾金物(かざりかなもの)が施されており、大袖(おおそで)には大きな虎の金物が添えられている。大きく広がる鍬形(くわがた)も偉容を誇示しており、絢爛豪華(けんらんごうか)な装飾の施された、甲冑(かっちゅう)の代表作として知られている。

鹿島立神影図
[かしまだちしんえいず]

奈良・春日大社
1幅 絹本著色 縦107.4㎝ 横39.9㎝
南北朝~室町時代(14~15世紀)
※後期展示(5/15~6/10)

春日大社本殿第一殿の祭神・武甕槌命(たけみかづちのみこと)が常陸国鹿島(ひたちのくにかしま)を発ち、春日の地へ至ったという伝説に基づく絵画。鹿に騎乗するのは武甕槌命であり、これに付き従ったという中臣時風(なかとみのときふう)と秀行(ひでつら)がともに描かれている。春日大社創建を象徴的に表す画像である。

国宝 直刀・黒漆平文大刀拵 

[ちょくとう・くろうるしひょうもんたちこしらえ]

茨城・鹿島神宮
1口
[刀身]鉄製 鍛造[外装]木製 漆塗 平文 金具は銅製 鍍金
直刀 刃長223.5 ㎝ 拵 総長270.5 ㎝
平安時代(8~9世紀)

茨城県の東端、鹿嶋市の鹿島神宮に伝わる日本最大の古代刀。本品は古来「韴霊剣(ふつのみたまのつるぎ)」と称された。これは、鹿島神宮の祭神である武甕槌命(たけみかづちのみこと)が神武天皇東征に際して高倉下(たかくらじ)にさずけた剣とされる。武甕槌命は白鹿に乗って鹿島の地を発ち、奈良の御蓋山(みかさやま)に降臨(こうりん)、春日大社の第一殿の祭神となったと言われている。したがって本品は春日大社の起源にかかわる最も重要な品の一つとみなされる。関西では初公開。

国宝 海獣葡萄鏡
[かいじゅうぶどうきょう]

千葉・香取神宮
1面 銅製 鋳造 径29.5㎝ 縁厚2.0㎝
中国・唐(7世紀)

鹿島神宮とならぶ東国の古社・香取神宮(かとりじんぐう)に伝わる白銅鏡(はくどうきょう)。おそらく遣唐使らによって将来され、相応の人物によって分配されたものと想像される。香取神宮の祭神は経津主命(ふつぬしのみこと)で、春日大社第二殿の祭神でもある。鹿島神宮の武甕槌命(たけみかづちのみこと)と共に東国より春日の地に来臨した神である。鹿島の直刀(ちょくとう)と並んで春日大社の起源をしのぶ貴重な宝物である。

重要文化財 春日明神影向図 高階隆兼筆
[かすがみょうじんようごうず]

大阪・藤田美術館
1幅 絹本著色 縦61.1㎝ 横33.7㎝
鎌倉時代 正和元年(1312)
※5/22~6/10展示

藤原五摂家のひとつ鷹司家(たかつかさけ)の鷹司冬平(ふゆひら)が、夢にみた春日大明神の姿を高階隆兼(たかしなたかかね)に描かせた品。冬平は夢中で、自宅を訪れた春日大明神から書物を手渡されたという。高階隆兼は宮廷絵所預(きゅうていえどころあずかり)として絵筆を揮(ふる)った絵師。

重要文化財 春日宮曼荼羅
[かすがみやまんだら]

奈良・南市町自治会
1幅 絹本著色 縦183.3㎝ 横106.3㎝
鎌倉時代(13世紀)

春日大社の景観を描く春日宮曼荼羅のうち現存最大規模を誇る記念碑的大作。社殿などの建築を克明に表し、樹木一本一本を精緻な筆致で描き込む。上空に浮かぶ円相内の仏菩薩(ぶつぼさつ)五尊は春日大社の祭神の本源の姿とされた。

春日宮曼荼羅 
[かすがみやまんだら]

個人蔵
1幅 絹本著色 縦101.9㎝ 横40.1㎝
南北朝~室町時代(14~15世紀)
※前期展示(4/14~5/13)

下端の一之鳥居から春日東西塔、二之鳥居を経て本社及び若宮社の社殿に至る春日大社の広々とした景観を描き出す。神体山の御蓋山(みかさやま)・春日山に抱かれるように日輪とみられる巨大な金輪が浮かぶ構成は大変珍しい。

春日鹿曼荼羅
[かすがしかまんだら]

当館
1幅 絹本著色 縦76.5㎝ 横40.5㎝
鎌倉時代(13~14世紀)
※前期展示(4/14~5/13)

春日大社の神体山である御蓋山(みかさやま)と春日山を背景として、春日神の使いとされる神鹿が飛来する姿を繊細・緻密な筆致で描く。神鹿の鞍上に戴(いただ)く神木の榊(さかき)の枝先には、春日大社の祭神の本地仏(ほんじぶつ)である五尊の仏菩薩(ぶつぼさつ)が立つ。

重要文化財 地蔵菩薩立像及び像内納入品 善円作
[じぞうぼさつりゅうぞうおよびぞうないのうにゅうひん]

奈良・伝香寺
1軀 木造 彩色 像高98.2㎝
鎌倉時代 安貞2年(1228)

裸形(らぎょう)に布製の法服を着る地蔵菩薩像。像内に願文(がんもん)や経典、薬師如来・十一面観音像及び青瑠璃製舎利(るりしゃり)容器に入った舎利等が納入された。釈迦(舎利)・薬師・十一面・地蔵は春日四所明神の本地仏(ほんじぶつ)。

鹿座仏舎利及び外容器
[しかざぶっしゃりおよびがいようき]

奈良・春日大社
1具
[鹿座仏舎利]木製 彩色 [外容器]木製 漆塗 蒔絵
[鹿座仏舎利]高10.7㎝ [外容器]高11.8㎝ 幅6.6㎝ 奥行4.1㎝
江戸時代 慶安5年(1652)

白雲上に坐(ざ)す白鹿の背に神籬(ひもろぎ)(藤)を立て、円相中に舎利(しゃり)を奉安する形式の舎利容器。釈尊(しゃくそん)の遺骨である舎利は、本殿第一殿の祭神・武甕槌命(たけみかづちのみこと)を示すもので、鹿島立神影図(かしまだちしんえいず)と同様の構成を示す。興福寺僧により若宮社に寄進された品である。

重要文化財 春日神鹿御正体
[かすがしんろくみしょうたい]

京都・細見美術館
1軀 銅製 鋳造 鍍金 銀鍍金 総高108.0㎝
鎌倉~南北朝時代(14世紀)

雲上に唐鞍(からくら)を着けて立つ金銅(こんどう)製の鹿の像。鞍上には神籬(ひもろぎ)(榊)を立てて春日四所及び若宮の本地仏(ほんじぶつ)を線刻した御正体(みしょうたい)を付けている。類品が知られないが、春日鹿曼荼羅(かすがしかまんだら)と同様、礼拝(らいはい)の対象として調(ととの)えられたものであろう。

春日若宮大般若経厨子
[かすがわかみやだいはんにゃきょうずし]

東京・根津美術館
1基 木製 漆塗 彩色 総高170.0㎝ 屋蓋幅161.0㎝ 屋蓋奥行66.5㎝
鎌倉時代(13世紀)

尼・浄阿(じょうあ)が自ら書写した大般若経600巻を納め、若宮社に寄進した経厨子。扉及び屋根裏に施された刻銘より、この経典を読経(どきょう)するための6人の僧と経済的な基盤となる荘園を伴って寄進されたことがわかり、浄阿の並々ならぬ思いがうかがわれる。奈良へは約100年振りの里帰り。

重要文化財 舞楽面 散手 定慶作
[ぶがくめん さんじゅ]

奈良・春日大社
1面 木造 彩色・漆塗 縦27.0㎝
平安時代 寿永3年(1184)
※前期展示(4/14~5/13)

舞楽は舞を伴う雅楽(ががく)をいい、朝鮮半島や中国大陸系の外来の楽舞(がくぶ)に、日本古来の楽舞を加えて整理統合された。散手は唐楽に由来し、一人舞である。本面は仏師・定慶(じょうけい)が元興寺にあった面を模して作ったもの。

重要文化財 能装束 縫箔 松藤揚羽蝶文様
[のうしょうぞく ぬいはく まつふじあげはちょうもんよう]

岐阜・春日神社
1領 絹製 縫箔 丈128.5㎝ 裄60.0㎝
安土桃山時代(16世紀)
※後期展示(5/15~6/10)

関鍛冶(せきかじ)刀工の鎮守(ちんじゅ)とされる岐阜県関市の春日神社に伝来した能装束のうちの一つ。松藤の地に揚羽蝶を納める丸文様を散らした摺箔(すりはく)のない刺繡(ししゅう)の小袖(こそで)で、大胆且つ均整の取れた文様表現は桃山時代の気分を示している。

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