特別展・特別陳列

特別展

頼朝と重源
―東大寺再興を支えた鎌倉と奈良の絆―

 治承4年(1180)の南都焼き討ちにより、東大寺は伽藍の大半を失うとともに、日本仏法の象徴たる盧舎那大仏(るしゃなだいぶつ)にも甚大な被害が及びました。この未曾有の法難に際し、仏法を再生すべく大勧進(だいかんじん)として再興事業を指揮したのが、俊乗房重源(しゅんじょうぼうちょうげん)です。重源は後白河法皇(ごしらかわほうおう)の支援のもと大仏の鋳造や、大仏殿の建立などを次々に成し遂げますが、建久3年(1192)に法皇が崩ずると、その後を受けた源頼朝(みなもとのよりとも)が最大の外護者となります。頼朝は資金や物資の調達のみならず、大仏殿安置の巨像群の造立を御家人に分担させるなど、まさに「大檀越(だいだんおつ)」と称されるにふさわしい活躍でこの大事業を支えました。
 本展では、運慶(うんけい)・快慶(かいけい)らによって生み出された新時代の幕開けを象徴する仏像の数々や、重源の思想が色濃く反映された宝物、再興の経過や当時の時代の空気を伝える品々を一堂に集め、また大勧進を引き継いだ栄西(ようさい)・行勇(ぎょうゆう)の活躍にも光を当てることで、半世紀余りに及ぶ再興の軌跡をたどります。

左:国宝 源頼朝像(京都・神護寺)
右:国宝 重源上人坐像(奈良・東大寺)

会 期

平成24年(2012)7月21日(土)~9月17日(月・祝)

会 場

奈良国立博物館 東新館・西新館(第1室)

休館日

月曜日
※8月13日(月)は開館

開館時間

午前9時30分~午後6時
※入館は閉館の30分前まで
※毎週金曜日および8月5日(日)~14日(火)は午後7時まで開館

観覧料金

 一般高校・大学生小・中学生
個人(当日)1,200円800円500円
団体1,100円700円400円
前売1,000円600円300円
  • 団体は20名以上です。
  • 障害者手帳をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料です。
  • この料金で、同時開催の名品展「珠玉の仏たち」(なら仏像館)、名品展「中国古代青銅器」(青銅器館)、名品展「珠玉の仏教美術」(西新館)も観覧できます。
  • 奈良国立博物館キャンパスメンバーズ会員の学生の方は、当日券を400円でお求めいただけます。観覧券売場にてキャンパスメンバーズ会員の学生であることを申し出、学生証をご提示ください。
  • 「ミュージアムぐるっとパス・関西2012」で、当日券を一般は1100円、大学生・専門学校生は700円でお求めいただけます。観覧券売場にてお申し出ください。
  • 「奈良トライアングルミュージアムズ」の特典として、奈良県立美術館・入江泰吉記念奈良市写真美術館のいずれかの半券を当館観覧券売場にてご提示いただくと、団体割引が適用となります。
  • 前売券の販売は、6月21日(木)から7月20日(金)までです。→前売り券の販売は終了いたしました
  • チケットは、当館観覧券売場のほか、近鉄、阪神電鉄の主要駅、近畿日本ツーリスト、JR東海ツアーズ、JTB、日本旅行、チケットぴあ[Pコード:765-240]、ローソンチケット[Lコード:52533]、CNプレイガイド、イ―プラス(http://eplus.jp)などで販売します。

出陳品

112件※うち国宝16件、重要文化財55件
※7月3日付けで一部内容を変更しております

展覧会図録

 A4版 224ページ 2,000円
*西新館1階会場内および、地下ミュージアムショップにて販売しております 。
*図録の購入はこちらへ 

音声ガイド

音声ガイド(日本語のみ)は500円でご利用いただけます。

公開講座

終了いたしました

平成24年(2012)7月28日(土)「源頼朝と奈良・京都-政治と宗教-」
杉橋 隆夫氏(立命館大学特任教授)

平成24年(2012)8月11日(土)「東大寺の鎌倉再興にみる伝統と革新」
山口 隆介(当館学芸部研究員)

平成24年(2012)9月8日(土)「源頼朝が東大寺再興にもたらしたもの」
塩澤 寬樹氏(日本橋学館大学副学長・教授) 

主催

奈良国立博物館、東大寺、鶴岡八幡宮、朝日新聞社

共催

NHK奈良放送局

後援

文化庁、神奈川県、鎌倉市、奈良県、奈良市

協賛

大伸社

協力

日本香堂、仏教美術協会

公式サイト

http://www.asahi.com/event/yoritomo-chogen/

主な出陳品

国宝 源頼朝像
[みなもとのよりともぞう]

1幅 京都・神護寺
鎌倉時代(13世紀)
※展示期間7月21日~8月19日

国宝 重源上人坐像
[ちょうげんしょうにんざぞう]

1躯 奈良・東大寺
鎌倉時代(13世紀)

国宝 籬菊螺鈿蒔絵硯箱
[まがきにきくらでんまきえすずりばこ]

1合 神奈川・鶴岡八幡宮
鎌倉時代(12~13世紀)
※展示期間7月21日~9月9日

重文 後白河法皇坐像
[ごしらかわほうおうざぞう]

1躯 京都・長講堂
江戸時代 明暦4年(1658)

重文 東大寺大仏縁起 下巻
[とうだいじだいぶつえんぎ]

1巻 奈良・東大寺
室町時代 天文5年(1536)

重文 阿弥陀如来立像
[あみだにょらいりゅうぞう]

1躯 兵庫・浄土寺
鎌倉時代 建仁元年(1201)

国宝 金光明最勝王経金字宝塔曼荼羅  第6幀
[こんこうみょうさいしょうおうきょうきんじほうとうまんだら]

1幀 岩手・大長寿院
平安時代(12世紀)

国宝 僧形八幡神坐像
[そうぎょうはちまんしんざぞう]

1躯 奈良・東大寺
鎌倉時代 建仁元年(1201)

広目天立像 四天王立像のうち
[こうもくてんりゅうぞう]

1躯 〈勧進所阿弥陀堂所在〉
奈良・東大寺
鎌倉時代(13世紀)

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