特別展・特別陳列

御遠忌800年記念 特別展

解脱上人貞慶
―鎌倉仏教の本流―

平安から鎌倉の乱世に飛び込み、仏教を再生したストイックでアクティブな高僧がいた!

平成24年(2012)は解脱上人(げだつしょうにん)貞慶(じょうけい 1155-1213)の800年遠忌(おんき)の年にあたります。解脱上人貞慶は鎌倉時代前期に活躍した僧で、興福寺に入って学僧として将来を嘱望されましたが、やがて笠置寺(かさぎでら)へ移り、のち海住山寺(かいじゅうせんじ)に住まいました。釈迦如来(しゃかにょらい)・弥勒菩薩(みろくぼさつ)・観音菩薩(かんのんぼさつ)・春日明神(かすがみょうじん)をとりわけ深く信仰し、戒律(かいりつ)の復興につとめるとともに、由緒ある寺々の復興や法相教学(ほっそうきょうがく)の確立に大きな貢献を果たしました。朝廷や幕府からの信頼もあつく、さらに勧進僧(かんじんそう)とも力を合わせて、仏教の再生に尽力したことは特筆されます。鎌倉時代の仏教については、浄土(じょうど)・禅(ぜん)・法華(ほっけ)などの新仏教を中心に語られる傾向がありますが、ご遠忌を機に、解脱上人貞慶の存在の重要性とその魅力を多くの方々に知っていただくため、特別展を開催いたします。

解脱上人像 部分
(奈良・唐招提寺)
※展示期間4月7日~5月6日

会 期

平成24年(2012)4月7日(土)~5月27日(日)

会 場

奈良国立博物館 東新館・西新館(第1室)

休館日

月曜日 ※ただし4月30日(月・休)は開館

開館時間

午前9時30分~午後5時
※入館は閉館の30分前まで
※4月27日(金)以降の金曜日・土曜日は午後7時まで開館

観覧料金

 一般高校・大学生小・中学生
個人(当日)1,200円800円500円
団体1,100円700円400円
前売1,000円600円300円
  • 団体は20名以上です。
  • 障害者手帳をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料です。
  • この料金で、同時開催の名品展「珠玉の仏たち」(なら仏像館)、名品展「中国古代青銅器」(青銅器館)、名品展「珠玉の仏教美術」(西新館)も観覧できます。
  • 前売り券は、3月7日(水)から4月6日(金)まで下記の窓口にて販売します。
    館観覧券売場、近鉄駅営業所、阪神駅営業所(当日券のみ)、JR西日本(京阪神エリア)の主な駅のみどりの窓口、近畿日本ツーリスト、JR東海ツアーズ、JTB、日本旅行、CNプレイガイド、イープラス(http://eplus.jp)、チケットぴあ(Pコード:765-037)、ローソンチケット(Lコード:51727)、セブン-イレブン(セブンコード:016-078) にて発売します。 前売り券の発売は終了しました。
  • 奈良国立博物館キャンパスメンバーズ会員の学生の方は、当日券を400円でお求めいただけます。観覧券売場にてキャンパスメンバーズ会員の学生であることを申し出、学生証をご提示ください。
  • 「ミュージアムぐるっとパス・関西2012」で、当日券を一般は1100円、大学生・専門学校生は700円でお求めいただけます。観覧券売場にてお申し出ください。
  • 「奈良トライアングルミュージアムズ」の特典として、奈良県立美術館・入江泰吉記念奈良市写真美術館のいずれかの半券を当館観覧券売場にてご提示いただくと、団体割引が適用になります。

出陳品

130件(うち国宝3件、重要文化財60件)
※5月7日付けで一部内容を変更しております。
※本展は規模を変えて、 神奈川県立金沢文庫 でも開催いたします。
 会期:平成24年6月8日(金)~7月29日(日)

展覧会図録

A4版 286ページ 2,000円
*西新館1階会場内および、
 地下ミュージアムショップにて販売しております 。
*図録の購入はこちらへ

音声ガイド

音声ガイド(日本語のみ)は500円でご利用いただけます。

公開講座

終了いたしました

平成24年(2012)4月14日(土)「興福寺と貞慶」
永村 眞 氏(神奈川県立金沢文庫長)

平成24年(2012)4月28日(土)「愚迷発心集を読む」
多川 俊映 師(興福寺貫首)

平成24年(2012)5月19日(土)「解脱上人貞慶の信仰と活動」
西山 厚(奈良国立博物館学芸部長)

列品解説

終了いたしました

平成24年(2012)4月21日(土) 「海住山寺に伝来した浄土図」
北澤 菜月(奈良国立博物館学芸部研究員)

平成24年(2012)5月26日(土) 「貞慶ゆかりの彫像について」
岩田 茂樹(奈良国立博物館学芸部長補佐)

関連イベント

終了いたしました

平成24年(2012)4月14日(土)「釈迦念仏会」
唐招提寺の国宝・金亀舎利塔の前で、貞慶が810年前に創始した釈迦念仏会を実施します。唐招提寺を中心にして、律宗の枠を越え、多数の寺院が加わります。

  • 時間:午前11時~
  • 場所:当館東新館展示室 ※入場には観覧券が必要です

平成24年(2012)5月5日(土・祝) 「解脱上人貞慶フォーラム」
13時~15時30分 金鐘ホール(東大寺総合文化センター内)

主催

奈良国立博物館、神奈川県立金沢文庫、読売新聞社

後援

文化庁、奈良県、奈良市、木津川市、NHK奈良放送局

協賛

きんでん、大和ハウス工業、非破壊検査

協力

日本香堂、仏教美術協会

主な出陳品

解脱上人像
[げだつしょうにんぞう]

1幅
奈良・唐招提寺
室町時代(15世紀)
※展示期間4月7日~5月6日

重要文化財 笠置曼荼羅
[かさぎまんだら]

1幅
大和文華館
鎌倉時代(13世紀)
※展示期間4月7日~5月6日

重要文化財 釈迦如来立像および像内納入品
[しゃかにょらいりゅうぞう(ぞうないのうにゅうひん)]

1躯 
京都・峰定寺
鎌倉時代 正治元年(1199)

国宝 金亀舎利塔
[きんきしゃりとう]

1基
奈良・唐招提寺
平安時代(12世紀)

重要文化財 吉祥天立像
[きちじょうてんりゅうぞう]

1躯
京都・浄瑠璃寺
鎌倉時代(13世紀)
※展示期間5月22日~5月27日

春日権現験記絵 巻十六
[かすがごんげんげんきえ]

1巻
宮内庁三の丸尚蔵館
鎌倉時代 延慶2年(1309)頃 
※展示期間4月24日~5月20日

重要文化財 十一面観音立像
[じゅういちめんかんのんりゅうぞう]

1躯
京都・海住山寺
平安時代(9世紀)

重要文化財 明本鈔 巻第十三
[みょうほんしょう]

2巻 
奈良・興福寺
〔巻第十〕鎌倉時代 文暦2年(1235)
※展示期間4月7日~5月6日
〔巻第十三〕鎌倉時代 建暦2年(1212)
※展示期間5月8日~5月27日

国宝 五重塔初層内陣扉絵
[ごじゅうのとうしょそうないじんとびらえ]

8面
京都・海住山寺
鎌倉時代 建保2年(1214)頃

十一面観音来迎図(本堂旧壁画)
[じゅういちめんかんのんらいごうず]

1面
京都・海住山寺
室町時代(15世紀)
※展示期間5月8日~5月27日

重要文化財 兜率天曼荼羅
[とそつてんまんだら]

1幅
京都・興聖寺
鎌倉時代(13世紀)
※展示期間4月7日~5月6日

阿弥陀浄土図
[あみだじょうどず]

1幅
京都・海住山寺
鎌倉時代(13世紀)
※展示期間4月7日~5月6日


  • デジタルビューア
  • e国賓
  • なら仏像館
  • ColBase