特別展・特別陳列

特別展

第53回 正倉院展

 古都奈良の秋を彩る正倉院展を今年も開催いたします。今年の出陳宝物の総数は75件。このうち22件が初めて公開されます。調度品では、鳥の羽毛で文字を表した鳥毛帖成文書屏風(とりげじょうせいぶんしょのびょうぶ)、木画による文様の美しい紫檀木画挾軾(したんもくがのきょうしょく)など、聖武天皇の遺愛品が出陳されます。今年は乞巧奠(きっこうでん)(七夕祭)に関連する品が出陳されるのも注目されます。織女(しょくじょ)が裁縫に巧みであるとされるところから、宮中の女性たちが針仕事の上達を祈るのに用いた針や糸がご覧いただけます。
仏具では、透彫を施した花形の蓋をもつ金銅花形合子(こんどうはながたのごうす)や、東西交渉の歴史を物語る金銅八曲長杯(こんどうはっきょくちょうはい)などをご覧いただけます。また、瓜形や卵形など、様々な形をもつ鈴もまとまって出陳されます。文書には、藤原仲麻呂が書いた東大寺封戸処分勅書(とうだいじふこしょぶんちょくしょ)をはじめ、東大寺に関するものが多く含まれ、その他に、現存する日本最古の戸籍や正税帳など、奈良時代の社会を知る貴重な史料が多数展示されます。
 東新館のオープン以来、東・西両新館で開催する正倉院展も今年で3回目をむかえました。展示空間が広くなり、以前に比べて快適な環境でご覧いただけるようになりました。会期中は開館時間を延長しますので、ごゆっくりご鑑賞いただけます。
 また、正倉院展をより分かりやすくご鑑賞いただくために、今年から日本語・英語の音声ガイド(有料)を導入いたします。その他に、会期中の講堂でのボランティア解説や、子供向けのワークシートなどのプログラムも用意しています。
さらに、入館時に長時間お待ちいただくことを解消するため、今年から前売券の販売を開始いたします。詳しくは下記をご覧下さい。
21世紀最初の秋を飾る正倉院展をどうぞごゆっくりお楽しみ下さい。

北倉 紫檀木画挾軾

会 期

平成13年(2001)10月27日(土)~11月12日(月) 
会期中無休

会 場

奈良国立博物館 東・西新館

開館時間

9時~18時 ※11月2日(金)および9日(金)は19時まで、ただし11月9日(金)の平常展(本館)のみ17時まで
(入館は閉館30分前まで)
※会期中は通常より開館時間を延長します。

観覧料金

当日前売/団体
一般1000 円900 円
高校・大学生700 円600 円
中学生以下400 円300 円
  • 団体は責任者が引率する20名以上
  • 前売券は当館(新館エントランスにて販売)、近鉄電車主要駅の営業所、近鉄サービスネットの各営業所、チケットぴあ、ファミリーマート等で取り扱います。

展示宝物

75件(北倉9件、中倉36件、南倉27件、聖語蔵3件)
このうち初公開は22件(中倉16件、南倉4件、聖語蔵2件)

公開講座

終了いたしました

平成13年(2001)10月27日(土)「文書から見た正倉院宝物」
東野 治之氏  奈良大学教授

平成13年(2001)11月3日(土)「年輪年代法と正倉院宝物」
光谷 拓実氏  独立行政法人奈良文化財研究所埋蔵文化財センター 発掘技術研究室長

平成13年(2001)11月4日(日)「山水夾纈屏風と奈良時代の絵画」
中島  博   学芸課美術室長

平成13年(2001)11月10日(土)「正倉院古裂の由緒と近年の整理」
尾形 充彦氏  宮内庁正倉院事務所 保存課整理室長

  • いずれも13時30分より15時まで、講堂にて開催いたします。
  • 聴講は無料。
  • 定員は各回200名の先着順です。

主 催

奈良国立博物館

協 力

朝日新聞社

主な出陳品

北倉 紫檀木画挾軾
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北倉 花氈
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南倉 斑犀如意(部分)
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南倉 紫檀小架
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中倉 東大寺封戸処分勅書
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南倉 銀針、銅針、鉄針
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