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バックナンバー [No.41] 平成20年12月5日

奈良公園の紅葉もここ数日で随分と葉を落とし、足元から冷え込む日が多くなって
きました。古都奈良の歳末を飾る行事、春日若宮おん祭の開催が間近に迫ってい
ます。祭のクライマックスであるお渡り式は17日(水)に行われますが、その前後の
15日(月)~18日(木)にも各所で関連の神事が催されます。祭をより深く理解し楽し
むために、ぜひ博物館の特別陳列「おん祭と春日信仰の美術」をご観覧ください!
なお、西新館では絵画・書跡・考古・工芸部門の平常展を行っています。当館所蔵
の辟邪絵(栴檀乾闥婆)や金光明最勝王経といったお馴染みの作品から、隠れた
名品を紹介する新企画「注目の逸品」まで、盛り沢山の展示内容です。あわせて
お楽しみください。

★☆★☆特別陳列「おん祭と春日信仰の美術」☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
 平成20年12月6日(土)~平成21年1月18日(日)

平安時代以来脈々と続く春日若宮の祭礼「おん祭」は、今年で873 回目を迎えます。
本展覧会は、この伝統ある春日若宮おん祭を取り上げ、絵画、文献資料、芸能資料
等を通じて、おん祭の歴史と祭礼の様子を展示する恒例の企画です。3回目の本年
は特に田楽に焦点を当て、また併せて春日信仰にまつわる美術工芸品を展観し、
おん祭を支えた春日信仰の広がりと多様性を概観します。

◆主な出陳品
◇豊国祭礼図屏風(右隻) [ほうこくさいれいずびょうぶ(うそう)] 京都・豊国神社
 ※展示期間:~12月21日(日)
◇春日若宮御祭礼絵巻[かすがわかみやごさいれいえまき]奈良・春日大社
◇重文 四方殿舎利厨子[しほうでんしゃりずし]奈良・能満院
◇重文 春日本迹曼荼羅 [かすがほんじゃくまんだら]奈良・宝山寺
◇重文 春日宮曼荼羅[かすがみやまんだら]奈良・南市町自治会

◆公開講座
 12月20日(土)「おん祭の田楽とその周辺」
          岩坂七雄(奈良市教育委員会)

 時間 13時30分から ※13時より講堂入口にて整理券を配布します。
 場所 奈良国立博物館 講堂
 定員 200名(先着順)
 聴講無料

◆サンデートーク
 12月21日(日)「春日社の神と藤原氏」
          斎木涼子(当館研究員)
 1月18日(日)「興福寺大乗院主・尋尊ゆかりの舎利容器」
         清水健(当館研究員)

 時間 14時から(開場 13時30分)
 場所 奈良国立博物館 講堂
 定員 200名(先着順)
 聴講無料

 >>>詳しくはこちらへ
 http://www.narahaku.go.jp/exhib/2008toku/on-matsuri/on-matsuri-1.htm

 >>>国指定重要無形民俗文化財「春日若宮おん祭」の詳細については、
   春日大社のサイトをご覧ください。
 http://www.kasugataisha.or.jp/onmatsuri/o_index.html

◇2008年12月17日(水)は春日若宮おん祭のお渡り式当日のため、午後7時まで
 開館します。(入館は午後6時30分まで)
 また、午後5時以降に観覧券を購入される方の観覧料を割引します。
 (レイト割引:一般400円、大学生・高校生200円)

■□□■平常展作品紹介■□□■■□□■■□□■■□□■■□□■■□□■
【仏教美術の名品】
《西新館 注目の逸品》11月29日(土)~2009年3月15日(日)
西新館平常展では、絵画・書跡・考古・工芸の四部門にわたって、仏教美術の
名品を紹介しています。このたびは初めての試みとして、「注目の逸品」と題し
て、各部門から一件ずつ選んでご紹介します。本館の彫刻部門ですでに行っ
てきた企画を、他の4部門に拡大したものです。
(1月6日以降展示替えあり)

《書跡》
◇重文 法華経(色紙経)[ほけきょう(しきしきょう)]
 平安時代(12世紀) 当館
 一巻ごとに紙色を変えた珍しい色紙経。さらに料紙(りょうし)の全面に金銀箔
 (きんぎんぱく)が施されています。淡青、淡緑、淡紫など各巻の微妙な色合
 いから、洗練された美意識がうかがえます。
 伯耆国(ほうきのくに、鳥取県)の大山権現に伝来しました。

《絵画》
◇霊照女像[れいしょうじょぞう]
 室町時代(15世紀) 当館
 中国・唐時代の隠棲(いんせい)の仏教者として有名なホウ居士(こじ)の娘の
 像。父の作る笊(ざる)を売って両親を養ったとされ、笊の入った籠(かご)を手
 に提げ、銭(ぜに)を持つ姿に表されます。
 「三ホウ図(さんほうず)」という、親子三人を描く図もあり、禅宗(ぜんしゅう)で
 好まれた画題です。

◇霊照女像[れいしょうじょぞう]
 室町時代(16世紀) 個人蔵
 本図には「薩呂周林」と読まれる印が捺されており、薩摩出身で雪舟(せっしゅう)
 の画風を学んだとされる絵師、孤月周林(こげつしゅうりん)の筆と判ります。

《考古》
◇青白磁・白磁の合子と小壺[せいはくじ・はくじのごうすとこつぼ]
 (経塚に副納された舶来の焼き物) 愛媛県石手寺経塚出土ほか
 中国・宋時代(12世紀) 当館
 青白磁(せいはくじ)、白磁(はくじ)は中国の焼き物。合子(ごうす)や小壺は量産
 品で、日宋貿易などで数多く日本に将来されました。経塚願主の愛玩品が経典と
 共に埋納されたのでしょう。石手寺経塚(いしてじきょうづか)の合子は、内部に蓮
 葉や蕾をあしらった瀟洒(しょうしゃ)なもの。

《工芸》
◇キュウ漆卓[きゅうしつしょく]
 室町時代 永享4年(1432) 京都・岩王寺
 須弥壇(しゅみだん)の前で香炉・華瓶(けびょう)・燭台などの供養具(くようぐ)を
 置く机。天板には筆返しを付け、脚の先端に唐花(からはな)を彫出し畳摺(たた
 みず)りをつけています。この形状は中国・宋時代の様式で、鎌倉時代以降に禅
 宗によって導入されました。

 >>>平常展出陳品一覧はこちらへ
 http://www.narahaku.go.jp/exhib/exhib-1.htm

◆◇◆◇1月のイベント◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
◎1月10日(土) 奈良国立博物館落語シリーズ第5回
 「まほろば寄席」チケット好評発売中!

 時間 14時開演(13時30分開場)
 出演 桂 小春團治「くっしゃみ講釈」
     桂 米平 立体紙芝居「忠臣蔵」
     桂 三若「カルシウム不足夫婦」
     笑福亭 呂竹「牛ほめ」
     三味線 : 林家 和女
 会場 奈良国立博物館 講堂
 料金 2,000円(全席自由)

 >>>詳しくはこちらへ
 http://www.narahaku.go.jp/news/2009event/2009yose_1.htm

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◆◇◆◇12月・1月の開館時間などのお知らせ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
新年は2日(金)から開館しています。初詣の際にぜひお立ち寄りください。
【休館日】12月8日(月)・15(月)・22日(月)・29日(月)
      1月1日(木・祝)・5日(月)・13日(火)・19日(火)・26日(月)
【開館時間延長日】12月17日(水)・1月24日(土)

 >>> 開館時間、休館日などの詳しい情報はこちらへ
 http://www.narahaku.go.jp/info/info-index.htm

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