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バックナンバー [No.23] 平成19年5月30日

梅雨入りを間近に控え、花しょうぶが咲く時期となりました。
奈良国立博物館では特別展「神仏習合」が閉幕し、まもなく特別陳列「古玩逍遥」
が開幕します。また、施設改修のため長らく休止していた西新館での平常展も再
開されます。
時空を越えて伝来した名品の数々をご鑑賞ください。

★☆★☆特別陳列「古玩逍遥(こがんしょうよう)
         -服部和彦氏寄贈仏教工芸展-」のお知らせ☆★☆★☆★☆★☆★
平成19年6月9日(土)~7月8日(日)

 このたび、当館は静岡県在住の実業家 服部和彦氏より仏教工芸を中心とする
約60件のコレクションの寄贈を受けました。
 「古玩逍遥」展では、寄贈品の中から川端康成旧蔵の金銅三鈷杵や高麗時代の
銅五大明王五鈷鈴といった貴重な密教法具のほか、鏡像、懸仏、舎利容器、瓦経、
仏像などを展示します。服部氏が逍遥された仏教工芸の世界をたどりながら、鑑
賞の楽しみを発見していただければ幸いです。

◆主な出陳品
◇金銅懸仏[こんどうかけぼとけ]
◇金銅三鈷杵[こんどうさんこしょ]
◇銅五大明王五鈷鈴[どうごだいみょうおうごこれい]
◇銀製層塔形舎利容器及び金製内容器
 [ぎんせいそうとうがたしゃりようき および きんせいないようき]

◆公開講座
 6月30日(土)「密教法具入門」 内藤 栄(当館工芸考古室長)

 時間 13時30分から ※13時より講堂入口にて整理券を配布します。
 場所 奈良国立博物館 講堂
 定員 200名(先着順)
 聴講無料

◆サンデートーク
 6月17日(日)「瓦経―土に刻まれたお経」 永井 洋之(当館研究員)

 時間 14時から(開場 13時30分)
 場所 奈良国立博物館 講堂
 定員 200名(先着順)
 聴講無料

 >>>詳しくはこちらへ
 http://www.narahaku.go.jp/exhib/2007toku/kogan/kogan-1.htm

★☆★☆親と子のギャラリー「仏さまの彩り」のお知らせ☆★☆★☆★☆★☆★☆
平成19年7月14日(土)~8月19日(日)

 人々は古くから光の移り変わりが映しだすさまざまな色を感じ、それらを愛で、
ときに心情や思想を投影してきました。そして自らもいろいろな素材や技法を
使って色を表現し、生活や信仰の場を彩ってきました。今年の親と子のギャラ
リーでは、さまざまなかたちに表現された美しい色とその技法に注目していき
ます。昨年に引き続いてデジタル映像を駆使しながら、色にまつわる表現の
細部にも迫ります。
 目にも鮮やかな色彩の世界をお楽しみください。

◆主な出陳品
◇国宝 刺繍釈迦如来説法図 奈良国立博物館
    [ししゅうしゃかにょらいせっぽうず]
◇重文 愛染明王坐像[あいぜんみょうおうざぞう] 奈良国立博物館
◇重文 絵因果経[えいんがきょう] 奈良国立博物館
                             など

★☆★☆特別陳列 文化庁購入文化財展
       「新たな国民のたから」のお知らせ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
同時開催:新指定 平城宮の木簡
平成19年7月14日(土)~8月19日(日)

「新たな国民のたから」展は、文化庁が購入した文化財を広く紹介するために
毎年開催されているものです。これまで東京で開催されてきましたが、5回目
を迎える本年は初めて地方での開催となります。

★☆★☆今後の展覧会のお知らせ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
◆特別展「院政期絵画-色と線の調和-」(仮称)
 平成19年9月1日(土)~9月30日(日)

 院政期は、わが国の絵画史上で最も美しい作品を生み出し続けた時代です。
この時期に制作された仏画や絵巻物、白描図像などを展示し、繊細優美な美
の世界を紹介します。

◆主な出陳品
◇国宝 信貴山縁起<飛倉巻> 奈良・朝護孫子寺
    [しぎさんえんぎ<とびくらのまき>]       など

★詳細が決まり次第、当館ホームページに掲載いたします。

●●●●平常展作品紹介●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
【仏教美術の名品】
《西新館 特集展示「僧侶の道具」》
◇重文 玳瑁螺鈿菊唐草文念珠箱
 [たいまいらでんきくからくさもんねんじゅばこ]
 朝鮮半島・高麗時代(13~14世紀) 奈良・當麻寺
 黒漆塗、円形印籠蓋造で側面を曲物造とする合子です。中には琥珀製の念珠を
収めています。螺鈿と玳瑁の伏彩色、金属線の技法を駆使し、菊唐草文を華麗に
表しているほか、蓋表の中央には螺鈿で種子(オン)を表しています。精緻きわまり
ない高麗螺鈿器の逸品です。

《西新館》
◇瓦経(飯盛山経塚出土)[がきょう(いいもりやまきょうづかしゅつど)]
 平安時代 永久2年(1114) 当館
 経典を土板に刻んで焼いたもので、土でできた写経。端正な楷書で『法華経』の
一部が刻まれています。経典を後世に伝えることを目的に、11世紀後半から12世
紀後半を中心とするごく限られた時期に作られました。

《西新館》
◇国宝 慧思像(天台高僧像のうち)
 [えしぞう(てんだいこうそうぞうのうち)]
 平安時代(11世紀) 兵庫・一乗寺
 聖徳太子と天台宗の祖師たちを一組に描いた十幅のうちの一図。東洋の肖像
画は、斜め向きに描かれるのが普通で、この図が正面向きの立像であることは
大変珍しい。豊麗な彩色を駆使して大らかに造形し、平安時代の祖師像を代表
する名品です。

《西新館》
◇国宝 法華経[ほけきょう]
 鎌倉時代(13世紀) 奈良・長谷寺
法華経28品と無量義経3巻、観普賢経、阿弥陀経、般若心経の合計34巻がセット
になった写経。料紙には、金銀で霞や草花の文様を描くなど、さまざまな装飾が施
されています。鎌倉時代前期を代表する装飾経の名品です。

※西新館での平常展示は、絵画・書跡は6月9日(土)から。
 工芸・考古は6月16日(土)からとなります。

 >>>平常展出陳品一覧はこちらへ
 http://www.narahaku.go.jp/exhib/exhib-1.htm

■■■■夏季講座開催のお知らせ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
今年は「院政期絵画」をテーマに夏季講座を9月に実施いたします。

日程 9月19日(水)~21日(金)
    ※9月19日は午前9時30分より受付を開始する予定です。
    ※9月19日午後に特別展「院政期絵画」の見学を予定しています。

会場 奈良女子大学 講堂(近鉄奈良駅から徒歩約5分)
    ※19日午後は奈良国立博物館

★詳細が決まり次第、当館ホームページに掲載いたします。

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◆◇◆◇6月の開館時間などのお知らせ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【休館日】6月4日(月)・6月11日(月)
     6月18日(月)・6月25日(月)
【開館時間延長日】6月1日(金)・6月8日(金)・6月15日(金)
         6月22日(金)・6月29日(金)
開館時間、休館日などの詳しい情報はこちらへ
http://www.narahaku.go.jp/info/info-index.htm

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