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仏教美術資料研究センター

外観

外観

仏教美術資料研究センターは、仏教美術に関連する調査研究資料の作成・収集・整理・保管と、関係する図書・写真などの公開を目的として、昭和55年(1980)に設置されました。

蔵書検索システム(OPAC)

図書、雑誌、紀要、報告書、展覧会カタログ等、仏教美術資料研究センター所蔵資料の検索が可能です。
「図書/雑誌検索」では、図書や雑誌が書名、著者名、件名等から検索できます。
「論文検索」では、雑誌や展覧会カタログ所載論文がタイトル、著者名等から検索できます。

公開している資料(平成25年7月現在)

図書 約70,000冊
雑誌 約3,000タイトル
展覧会カタログ 約12,500冊
写真 約115,000枚
写真資料の利用(特別観覧)についてはこちらをご覧下さい。

公開日・時間

毎週水・金曜日
(ただし、祝日・休日、12月26日から翌年1月4日までは休館)
午前9時30分から午後4時30分まで(複写は午後4時まで)

サービス内容

閲覧、文献複写、レファレンス

利用手続き

春日大社参道沿いの南門から敷地内に入り、建物西入口内の受付で利用手続きをおこなって下さい。

関野ホール

関野ホール

閲覧室

閲覧室

建物について

 建物は、明治35年(1902)竣工、同年奈良県物産陳列所として開館し、県下の殖産興業と物産の展示販売をおこなう施設として利用されました。設計者は、建築史学者で当時奈良県技師として古社寺保存修理事業に尽力した関野貞(せきのただし)(1867-1935)です。
 木造桟瓦葺(さんがわらぶき)で、小屋組(こやぐみ)や壁などに西洋建築の技術をとりいれつつ、外観は和風を基調としています。正面に唐破風造(からはふづくり)の車寄(くるまよせ)をつけた入母屋造(いりもやづくり)の中央楼(ちゅうおうろう)から、東西に翼部(よくぶ)を延ばし、その先に宝形造(ほうぎょうづくり)の楼(ろう)をおいており、その左右対称の優美な姿は、宇治の平等院鳳凰堂を彷彿させます。細部に割束(わりづか)、蟇股(かえるまた)、虹梁(こうりょう)、舟肘木(ふなひじき)など、飛鳥時代から鎌倉時代にかけての伝統的な建築様式を取り入れる一方、窓にはイスラム風の意匠もみられます。構造・意匠に東西の要素を巧みに取り入れた明治中期を代表する近代和風建築として高く評価されています。
 この建物は開館後、奈良県商品陳列所、奈良県商工館と名称を変え、昭和26年(1951)に国に移管されて、昭和27年(1952)から55年(1980)までの間、奈良国立文化財研究所春日野庁舎として利用されました。その後、昭和58年(1983)1月7日に重要文化財の指定を受け、同年奈良国立博物館が管理するところとなりました。現在は、当館の仏教美術資料研究センター(平成元年開館)として活用されています。

耐震補強改修工事について

 平成21年(2009)10月から23年(2011)3月にかけて実施した工事では、耐震補強と同時に建物内部の歴史的・文化的価値を高めるために部分的な復原をおこないました。明治の開館当初の、中央楼から西翼部にかけての広々とした空間と、木製アーチ、クリアストーリー(採光窓)が甦りました。また、センターとしての現代的な活用に即した改修を実施し、閲覧室・研修室の整備と、書庫の床組補強ならびに集密書架の設置をおこないました。  
 今後も、建物の歴史的・文化的価値の普及をはかると同時に、仏教美術資料研究センターとして学術資料の公開機能をはたしつつ、近代建築の保存と活用の実践をおこなっていく予定です。

西翼部 閲覧室・研究室 西翼部 クリアストーリー(採光窓)

西翼部 閲覧室・研修室         西翼部 クリアストーリー(採光窓)