名品紹介 彫刻

  五大明王像  

 

 

五大明王像

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 全図
 軍荼利明王

 

ごだいみょうおうぞう

五躯
木造 彩色
像高 不動   20.5(cm)
   降三世  27.7(cm)
   軍荼利  33.1(cm)
   大威徳  29.5(cm)
   金剛夜叉 30.3(cm)

 

 五大明王は、護国、除災を目的とする仁王経法の本尊として、平安時代以来盛んに造立されたもので、密教の忿怒尊らしく、力感の籠った荒々しい像容と躍動的な姿勢に表現される。その形制は真言宗の空海将来様と天台宗の円珍将来様の二系統に分れるが、本像は空海将来様の一例で、中央に不動明王、その四方に降三世、軍荼利、大威徳、金剛夜叉の四天王が配位されている。
 各像とも細部にいたるまでカヤの一材から彫出した丸彫り像で、内刳りもない。重厚な肉付けをみせたどっしりした体貌、複雑な像容と激しい肢体の動きを的確に彫出したすぐれた造形力には、平安時代一木彫像の特色がよく示されている。

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