HOME > 名品ギャラリー > 詳細

収蔵品データベース

山王宮曼荼羅

重要文化財

さんのうみやまんだら

山王宮曼荼羅 
1幅

絹本 著色 掛幅 描表具
縦120.7 横68.1(含描表具縦171.4 横77.9)
室町時代 15世紀
文安4 1447

画像データベース
詳細画像

1 - 8件を表示/全8件

 比叡山(ひえいざん)の東麓に鎮坐し、延暦寺(えんりゃくじ)の鎮守社として発展した日吉神社(ひよしじんじゃ)(山王社)の景観を主要素とする礼拝画。東西両本宮をはじめとする、山王二十一社の社殿を、情感的に描かれた自然景に埋没せぬ明瞭さで詳細に描写し、現実性を全面に押し出している。神仏習合思想の中で作り上げられた教説である本地垂迹説(ほんじすいじゃくせつ)による、超越者である仏が仮にこの世に現れた存在という神の性格を、神社の実景描写をもって表したものである。図の上部には別に区劃を設け、二十一社の祭神・本地仏・種子を並べる。各像に名称の短冊形を付すのは説明的で、尊像の存在感を損ないかねない。それは各社殿についても同様であり、宮曼荼羅としては時代の下降により、礼拝画たる重厚さの薄れる傾向は認めざるを得ない。画面と連続する絹地に描表具(かきひょうぐ)を施しており、当初からの掛幅の形態をよく残していることは貴重である。背面の貼紙の墨書によって、文安4年(1447)に相伝されるまでは比叡山西塔西谷にあったことが判る。
 
奈良国立博物館の名宝─一世紀の軌跡. 奈良国立博物館, 1997, p.321, no.184. 

収蔵品番号 732-0
部門 絵画
区分 絵画
部門番号 絵146
銘文 旧背面貼付紙墨書「文安四年甲子卯月書之 自西塔西谷相伝之/天正二年甲戌十月十九日 修理裏付/開眼法師長瑜 七十五歳 日輪院/(別筆)寛永三丙寅天求之法印山海内供奉」
図録 奈良国立博物館蔵品図版目録 仏教絵画篇
図版・文字掲載ページ 107/165
指定名称 絹本著色日吉山王宮曼荼羅図
指定番号 絵2009
指定年月日 H16.6.8
文献 神仏習合:かみとほとけが織りなす信仰と美. 奈良国立博物館, 2007, 333p.
親と子のギャラリー 古地図を読みとく. 奈良国立博物館, 2004, 32p.
奈良国立博物館蔵品図版目録 仏教絵画篇. 奈良国立博物館, 2002, 169p.
奈良国立博物館の名宝─一世紀の軌跡. 奈良国立博物館, 1997, 350p.
山岳信仰の遺宝. 奈良国立博物館, 1985, 240p.
▲ページトップへ