商代後期の中頃から出現した觚形尊(こけいそん)は、觚が径を増し、全体に大型となって盛酒用(せいしゅよう)に転じたものと考えられる。西周前期に発達のピークを迎える。初めは平底で腹部が直線的だったが、丸底となり、次第に腹部の丸みが強くなる。本例は商末周初期の例で、腹部に大きく顔面饕餮文を飾り、圏足には散開饕餮文(さんかいとうてつもん)を、また頸部には鳥文、口縁には逆位(ぎゃくい)の獣形の尖葉文を飾っている。
坂本コレクション 中国古代青銅器. 奈良国立博物館, 2002, p.26, no.57.
| 収蔵品番号 | 1317-57 |
|---|---|
| 部門 | 考古 |
| 区分 | 考古 |
| 部門番号 | 考327 |
| 寄贈 | 坂本五郎氏寄贈 |
| 銘文 | 「父乙析子孫」 |
| 図録 | 奈良国立博物館蔵品図版目録 中国古代青銅器篇 |
| 図版・文字掲載ページ | 26/131 |
| 文献 |
奈良国立博物館蔵品図版目録 中国古代青銅器篇. 奈良国立博物館, 2005, 147,xxp. 坂本コレクション 中国古代青銅器. 奈良国立博物館, 2002, 79p. |

