商代後期後半の觚(こ)の一例である。ラッパ形の口の部分には他の器と少し異なり、矢羽のようなデザインで縁どった三角形の文様(尖葉文)がつけられていて珍しい。また、中央の部分(腹部)や圏足部には通常の饕餮文(とうてつもん)とは少し異なり、下方に巻き込んだ胴体の先端に足の表現がある夔文(きもん)が飾られている。商代後期も中頃を過ぎると、マンネリ化した伝統的な文様デザインとは異なる、斬新なデザインを模索するようになったらしく、このほかにも新しいデザインがいろいろ見られるようになる。
坂本コレクション 中国古代青銅器. 奈良国立博物館, 2002, p.24, no.39.
| 収蔵品番号 | 1317-39 |
|---|---|
| 部門 | 考古 |
| 区分 | 考古 |
| 部門番号 | 考327 |
| 寄贈 | 坂本五郎氏寄贈 |
| 銘文 | 「尹舟(般)父丁」 |
| 図録 | 奈良国立博物館蔵品図版目録 中国古代青銅器篇 |
| 図版・文字掲載ページ | 18/130 |
| 文献 |
奈良国立博物館蔵品図版目録 中国古代青銅器篇. 奈良国立博物館, 2005, 147,xxp. 坂本コレクション 中国古代青銅器. 奈良国立博物館, 2002, 79p. |

