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日本書紀 巻第十残巻

国宝

にほんしょき かんだい10ざんかん

日本書紀 巻第十残巻 
1巻

紙本 墨書 巻子
縦28.0 長566.0
平安時代 9世紀
 

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 養老4年(720)に完成した『日本書紀』30巻は、わが国最古の勅撰の国史で、いわゆる六国史の最初に当たる歴史書である。神代から持統天皇の時代までの出来事を、漢文により編年体で記している。『日本書紀』はきわめて重要視され、すぐれた写本も少なくないが、本巻が現存する最古の写本である。  これは30巻のうち巻第十の「応神天皇紀」で、首尾各1紙を欠くものの9紙を存し、応神天皇2年から41年までの記事を、端麗な楷書で記している。この中には、王仁博士の来朝などの著名な記事も収められている。仮名などの訓読点や校異などの注記はなく、書風からみて平安時代初期のものと推定される。  紙背には、空海の詩文集である『性霊集』が書写されている。こちらは書風から平安時代後期に書写されたものと考えられるが、これが『性霊集』の現存最古本である。文中には振り仮名や送り仮名が付されており、平安時代における『性霊集』の読法を精細に伝えて国語学上にも貴重である。
 
奈良国立博物館の名宝─一世紀の軌跡. 奈良国立博物館, 1997, p.305, no.123. 

収蔵品番号 1190-0
部門 書跡
区分 書跡
部門番号 書93
指定名称 日本書紀巻第十残巻 紙背 性霊集
指定番号 書10
指定年月日 S26.6.9国宝
文献 聖と隠者:山水に心を澄ます人々. 奈良国立博物館, 1999, 242p.
奈良国立博物館蔵品図版目録 追録. 奈良国立博物館, 1999, 108p.
天平. 奈良国立博物館, 1998, 286p.
奈良国立博物館の名宝─一世紀の軌跡. 奈良国立博物館, 1997, 350p.

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